本作には石川や政子と言った脇役が中心となるサイドストーリーも用意されていますが、それも上県到着後に完結する事になります。
一部のキャラは、ひとつ前の豊玉で完結しますけどね。
その中でも石川と政子のサイドストーリーは色々と先が気になる展開で、どのような結末を迎えるのか、実際にプレイできる時が待ち遠しかったです。

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今回は「石川之譚 第八幕」をプレイしてみました。
仲間達と合流を果たした後、城岳寺にいる石川に話しかけるとクエスト開始。

石川と話すと、胸の内を明かしてくれますね。
石川が仁くらいの歳の頃、次の長尾忠頼と言われていたようです。
伝承クエストにも出てきた、伝説の弓取。

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そして鍛錬に明け暮れた石川は家族を持つ暇もなく、弓に生涯を捧げたようです。
だからこそ巴を後継ぎにしたかったが、その所業を許せなかったと話します。
そして仁に、「弓は所詮、武具」、「わしのようになるな」、「冥人に飲まれるな」と忠告してくれました。
ここにきてようやく、石川と言う人物を理解できた気がしますね。

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その後は城岳の東で、石川と合流する事に。
城岳寺からは南東になりますが、かなりの距離がある為、近場の拠点にファストトラベルした方が早いかと。
私は内陸部を探索してなかったので、歩きながら向かいましたが。

目的地に着くと、蒙古の荷馬車が何者かに襲われていました。
周囲の状況を調べてみると、日本の矢を使う何者かが、蒙古を始末したという事が分かります。
恐らくは集団、そうでなければ石川並の腕を持つ者の仕業。
不意を突かれて攻撃されたという事もわかりました。

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一通り調べると、まつと名乗る女性の猟師が現れます。
蒙古を始末した人間の仲間だと思って、近付いてきたと言う話。
まつの話では、蒙古を始末したのは石川のようです。
石川はまつの家に滞在していると言うので、まつが仕掛けた罠の様子を見た後で、家に案内して貰える事になりました。

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が、このまつはあからさまに怪しいですね。
これまで仁の前に現れた巴は仮面で顔を隠しており、プレイヤーも素顔を知りません。
巴は石川も認める弓の名手で、蒙古兵と共に行動している為、不意をつく事も容易。
という事で、まつの正体は巴で、仁を罠にハメようとしているとしか思えませんでした。

仕掛け罠の様子を見に行く道中で、巴は仁に質問をしてきますね。
人の生き死にを左右する力を得て、どんな気分なのだと。
密かに楽しんでいるのでは無いかと問いかけてきます。

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またまつは南の生まれで、北へ逃れてきた事も語られました。
両親は幼い頃に亡くなったと言う話。
私はまつが巴だと思っていたので、巴の身の上話や考え方についての話だと思って聞いていました。

仕掛け罠ですが、1個目はハズレ。
獲物がかかっていなかったので、次の罠の様子を見に行きます。
2個目の罠は盗人が漁っており、獲物を取られないように仁が追い返す事に。

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しかし盗人は空腹で、数日何も食べていないと言うので、仁の判断で獲物を与えます。
まつは文句を言っていましたが、仁は腹をすかせた島民で、敵ではないと答えますね。
噂の冥人とは別人みたいだと、まつは驚いていました。

それから少し離れた場所にある罠を見に行く事に。
この道中でも、まつは質問してきますね。
冥人と呼ばれてどのような気分だと。
その生き方を選んで、迷いや後悔はないのかと言うもの。
これに対する返答は、プレイヤーの選択で変わってきそうです。

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最後の罠を見に行くと、無事に獲物を確保できました。
しかし、罠の中身は2匹の魚。
陸に仕掛けた罠に魚がかかると、奇妙な状況。
まぁ海岸でしたし、潮の満ち引きを利用して魚を捕ったと言う可能性もありますが。

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獲物が取れて安心したまつは、本土の方角を見ながら自身の夢を話しますね。
本土へ渡り、新しい生き方をする事に憧れているようです。
京都で小さな宿でも開きたいと、夢を語っていました。
そんなまつに、仁も心を許したかのような反応を見せます。

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獲物が取れたら、まつの家へ向かう事に。
その道中に蒙古兵が居て、始末する事になります。

敵は茂みの脇で何かを調査してますからね。
火遠理命の護符を持っているなら、茂みに隠れた状態で次々に闇討ちしていくと楽です。
この護符は茂みから闇討ちしても、敵に気付かれなくなると言うもの。

茂みに隠れた状態で闇討ちすると、死体に気付いて別の敵が近付いてくるので、連続で闇討ちしていくだけ。
連殺だと茂みから出てしまうので、あえて闇討ちするのがポイント。
茂みの中に居ても、一定距離まで近付かれると見つかってしまうので、蒙古の鎧などを着込んでおくと効果的。

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まつに案内されるまま進むと、立派な家に到着。
ここで暖を取りながら、まつと話す事になります。

どうやら仁ですが、まつが巴である事に気付いているようですね。
まつも正体がバレていると知った上で話しているようでした。

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私たちは辛い過去を背負い、心に闇を抱えているとまつは話します。
そうで無ければ生きられないと。
ここで仁はまつの事を巴と呼び、巴も正体を隠さなくなります。

それから仁は、巴が自分を殺さなかった理由を訊ねていました。
巴が言うには、蒙古に裏切られたようです。
抗ってはみたものの、弓兵全てを倒す事はできなかったという事。

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そこで仁や石川の助けがいると言う話ですね。
三人で奇襲を仕掛けて打ち滅ぼせば、自分の気も晴れると。
ただ仁は巴の事を完全に信用しているわけではなく、石川の話を聞いてみる事にしました。

という事で、城岳寺にいる石川と話すとイベント。
事情を話すと、石川はなぜ巴を討たなかったのかと問いかけますね。
隙をついて石川達の首を取ろうと考えているのかもしれないと。

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仁も巴の事を信用してないようですが、隙を見せたのに攻撃してこなかった事から、巴が助けを必要としているのは事実だと考えた模様。
蒙古と戦う為に自分達も巴の力を必要としている事から、あえて巴の思惑に乗る事になります。

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これでクエスト終了。
報酬として「幸運の護符 弐」が手に入りました。
他の護符の効果が出る確率が50%上昇すると言う効果。
恐らく効果は乗算で、15%で発動する効果が22%ほどで発動するような感じ。
半弓の装飾「」も貰えます。

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続けて「石川之譚 終幕」をプレイ。
長かった石川の物語も、これで終わりとなるようですね。

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豊玉櫛寺南にいる石川に話すと、クエスト開始。
巴を完全に信用していない二人は、一つの過ちも許されないと覚悟を決め、待ち合わせ場所へと向かいます。
これが罠である事も考えていると。

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それから石川は、巴を知った今、どう思うかと訊ねてきます。
仁はもしも罠では無ければ話を聞き、蒙古の企てが真実なら手を組むと答えていました。
巴の処罰はその後。
その話を聞いて、石川は民を殺した報いは受けて貰わなければと話していました。

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巴との待ち合わせ場所に着くと、二人は罠を警戒して慎重に進みます。
しかし巴も疑われている事は承知しているらしく、自分が殺す気ならとうに射抜いていると叫び、急いで合流するように言ってきました。
そして二人も覚悟を決め、巴の前に出て行くと言う展開。

巴の話では、蒙古は卯麦谷を攻めようと兵を動かしている模様。
信用できなければ、見物でもしているかと挑発しますね。
しかし蒙古は巴の動向を伺っていたらしく、待ち合わせ場所にも兵を派遣してきます。

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という事で、石川と巴と協力し、敵を迎え撃つ展開。
敵の数は多く、接近戦を仕掛ける敵も多いですね。
弓兵である石川や巴が敵に肉薄されると、倒される危険があります。
乱戦の中で蘇生させるのも大変なので、石川や巴を援護するように戦った方が良さそうでした。

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戦闘後に巴に話しかけるとイベント。
石川は今回の襲撃を巴の罠だと疑っていましたが、仁は冷静に対処していましたね。
このままでは村が危ないので、急いで駆けつけなければと提案していました。
石川は納得が行ってないようですが、巴が妙な動きをすれば斬り捨てると言って、村の救援へと向かいます。

仁はその道中で、これまでの巴の動向を非難します。
すると巴は、技を教えたのは脅されたからだと答えていました。
中山砦で捕虜を殺したのは、拷問されているのを見て、一思いに殺してあげたのだとか。
それが切っ掛けで蒙古に気に入られたと言う話。
巴は生き延びた事は謝らないと、二人に言い放ちます。

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また蒙古の弓兵は段々と横柄になっていき、巴の言う事を聞かなくなったようです。
櫛に着いた頃には、命令も無視されるようになったとか。
蒙古兵と一緒にいた姿が目撃されていると追及すると、巴はいつも悪戯に人を殺すなと命じてたと答えます。
これまで巴の所業だとされてきた事も、蒙古兵の暴走である可能性があると。
無論、保身を図る巴の嘘である可能性もありますが。

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そんな話をしながら村へと向かっていたのですが、平原は巴を探す蒙古兵で溢れていました。
そこで夜になるのを待ち、闇に乗じて敵を始末していく事になります。

ここからは敵に見つからないように進む必要がありますね。
見張りの弓兵は、巴と協力して始末。
仁が1人を射抜くと、巴がもう1体の見張りを始末してくれます。

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その後は3人で手分けして敵兵を始末するなど、弓を使う場面が多かったです。
真相を聞かされた為か、共闘して意気投合した為か、石川と巴は弓の技術について楽しそうに会話する場面もありました。
一時は憎しみあっていた二人ですが、どちらも似た者同士だという事が伺えますね。

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しばらく進むと、敵の大軍と遭遇。
これが村を襲おうとしている部隊のようですね。
弓だけで排除するのは難しい為、仁が先陣を斬る事になります。

と言っても戦って切り抜けるのではなく、敵に見つからない様に湿地を抜ける道を探すだけ。
敵の警備が薄い所を通って、目的地へ向かう事になります。
正面に向かって左が手薄なので、こちらにいる敵を闇討ちしながら進むと良いかと。

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ハーンの鎧を持っている場合、敵が仁を発見する速度が大幅に低下する為、着込んでおくと楽になります。
蒙古兵に発見されにくくなる効果で、蒙古の拠点内を平然と散歩できるほどに効果は絶大。
敵の目の前に立って、数秒立ち止まるという事さえできますからね。
こういう場面では、非常に役に立ちます。

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しばらく進むと、蒙古の馬車を発見。
敵が村に戻って籠城するのを避ける為、馬車に積まれている火薬樽を爆発させる事になります。
この役目は巴が引き受けてくれました。

巴は犯した罪を償わせて欲しいと言ってましたが、仁もその言葉を鵜呑みにはしていない様子。
石川に「信じるか?」と訊ねられた際、信じるのは巴の復讐心と答えていました。

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それから巴の襲撃に合わせ、敵兵を排除。
敵は大軍ですが、爆発でダメージを受けている事に加え、弓兵が多め。
歩兵さえ排除してしまえば、そこまで苦戦するような事はありませんね。
味方も援護してくれますし。

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戦闘後、石川に話しかけるとイベント。
戦いが終わると、巴の姿が見えなくなっていました。
名前を呼んでも返答は無し。
退却した蒙古を追って村に行ったかもしれないので、二人は村へ向かう事にしました。

その道中で、仁と石川は巴の動向を話し合います。
最終的に、巴は島から出る船を手に入れる為、卯麦谷へ向かったと結論付けます。
途中で会った村人からも女が一人浜に向かったと教えて貰えるので、巴を対馬から出さない為に後を追いかける展開。

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浜へ駆けつけると巴は既に船に乗り込み、出航していました。
石川は巴を射殺そうと弓を構えるのですが、仁が浜に置かれた弓と文に気が付きますね。
文には巴の思いがしたためられていました。

文ですが、石川とは強く憎しみあったが、稽古の日々や最後に手を取り合って戦った事には、感謝していると綴られています。
そして石川の弟子であり、娘である道もあったが、自分の弓は対馬へ置いていくと書かれていました。
今の自分は解き放たれた矢であり、行く先は分からないと。

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その文を見て、石川は「終わったな」と呟きます。
そして自分から仁に教えられる事は、あと一つだと言いますね。
石川は自分と同じ轍は踏むなと言い、仁も肝に銘じておくと答えます。

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これで石川之譚は終了。
クリア時には報酬として「精密の護符」が貰えました。
弓によるダメージが中程度上昇すると言う効果。
面頬系の装備である「巴の狐面」、半弓用の装飾である「」も獲得。

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話の流れ的に、ハーンと決着をつける際に巴の力を借りるのかと思ったのですが、巴は本土へ渡り、新しい生き方を探す模様。
石川之譚は序幕以降、プレイしなくても本編を進められますからね。
石川之譚を進めなければ巴との和解も無いですし、その辺りの都合を合わせる為に、ここで離脱するのかもしれませんね。