今回は政子と典雄のサイドストーリーをプレイしました。
両名とも、これで物語は完結。
特に政子之譚は序盤にプレイしてからずっと先が気になる展開でしたし、どういう結末を迎えるのか楽しみにしていました。
個人的にサイドストーリーの中では、政子之譚が一番面白く感じてましたし。



まずは「政子之譚 終幕」を開始。
メインストーリーで解放した上ノ岳砦にいる政子と話すと、クエスト開始。
政子ですが、砦で祈りを捧げていました。
祖先にこれからの所業の許しを乞うていたという事。
そして姉が菊池家の古い砦に隠れている事がわかったので、決着を付けに向かいます。

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道中では政子の姉・花の話も聞けますね。
花は菊池家の郎党である、池田家に嫁いだ模様。
花はいつも屋形を欲しがっていたので、蒙古との戦いで菊池家が滅びた今、乗っ取りを考えているのだろうと言う話。
例の家紋を持つ謎の一族が菊池家の屋形に居を構えているらしく、それが花では無いかと。

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今まで話題に出てきた政子の姉・花ですが、実の姉のようですね。
政子が幼い頃、家に賊が押し入ってきた事があったらしく、花は怯えて隠れたものの、政子は刀を取って戦った模様。
しばらくして安達が助けに来たらしく、花は安達を一目で気に入ったようです。
しかし安達が見初めたのは、妹の政子の方だったと。

政子は少しでも慰めてやりたくて、池田との結婚を後押しし、花は北へ嫁いでいったようです。
その為、妹である政子が武家に嫁ぎ、姉が郎党に嫁いだと言う状態になっていると。
ただ仁は、なぜ今になって復讐を企てたのかわからないと話しますね。
政子にもその理由は分からないものの、花は安達の一族を殺し、今日報いを受けるという事だけ分かっていればいいと答えていました。

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政子と花は仲が良く、姿を見かけたら声をかける関係だったようですね。
しかし、そう思っていたのは政子だけ。
花は胸の内に深い恨みを抱えていたようです。
事件の夜には花が訪ねて来たようですが、それは政子の最期を見届けるつもりだった模様。
孫からも懐かれていたのに・・・と、政子は憤慨していました。

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しかし花の思惑とは裏腹に、政子が生き残る事態に。
そこで身代わりの死体を用意したようです。
死体の顔は酷く潰されていて見分けがつかず、政子は身に着けていた帯で花だと思い、一族の墓に埋めたと言う話。
予想外の事態でありながら、そこまでやってのける花を、仁は知恵者だと評価していました。
油断できないみたいなニュアンスでしたが。

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菊池家の屋形に到着すると、見張りの兵が襲ってきました。
見張りは政子だと知った上で襲ってきたので、一味のアジトである事に間違いは無いようです。
屋形へ入ってからも襲われるので、敵を排除しながら道場の方へ。
敵は2~3体ずつ散発的に攻めてきますし、政子と協力して戦えば苦戦しませんね。

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敵を全て倒すとイベント。
女の百姓が出て来るので、話を聞く事になります。
百姓は山の上の砦に花がいると教えてくれました。

砦に向かうと、ついに花と対峙。
政子は「よくも全て奪ってくれたな」と怒りをぶつけるのですが、花は「息子の嫁と孫だけで、それのどこが全てだ」と言い放ちます。
安達の死も蒙古に奪われ、政子も殺し損ねたが、これでようやく全てを奪えると言って、配下を差し向けてきました。

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という事で、敵兵と戦う展開。
政子は花を追いかけていくので、仁一人で戦わなければなりませんね。
とは言え相手は3人ですし、苦戦する事は無いかと。

戦いの後で屋敷に乗り込んで行くとイベント。
追い詰められた花は、政子に強い敵意を向けていました。
「よくも一族を殺したな」と詰め寄る政子に対し、お前の所業に比べたら安いものだと答えていました。

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花は屋形から追い出され、心を寄せていた男も政子に奪われ、飲んだくれの男を押し付けられて北へ追いやったのは政子だと怒鳴り付けます。
永劫に続く苦しみを受けてなお、この生き地獄はお前にはわかるまいと。
お前が押し付けた地獄だと、花は憤慨。

そして殺したければ殺せと開き直るのですが、政子は決着をつけるのは自分では無いと言い、自身の短刀を花に渡します。
花はお前も地獄を味わえと言い残し、その短刀で自害。

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池田が書いたと思われる文によると、花は子供が出来なかったようですね。
池田もその事を疎んじていて、花に対する愛情は無かった模様。
そのような環境で生きていく事を強いられた事で、妹や安達家への恨みを募らせていったと。

政子は姉の遺体を火葬しながら、これが生き地獄かと悲しそうな表情を見せます。
そんな政子に対し、仁は一族の為に命を懸けて仇を取ったと慰めますね。
もう安らぎを求める時だと。

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しかし政子は、この道は安らぎには通じないと答えます。
仁は、それは修羅の道だと言って止めようとするのですが、政子はもう遅いと答えていました。
ただ仁が呼ぶなら手を貸すと言ってくれます。

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これで政子之譚は終了。
報酬として「自失の護符」が貰えました。
混乱毒を討たれた敵の与えるダメージが50%増加すると言うもの。
また面頬系の装備である「安達家の半頬」も獲得。

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次は「典雄之譚 第八幕」を受けてみました。
城岳寺から南へ進んだ街道で、僧が皆に演説しています。
蒙古に降れば、その安全は保障されると言う内容。

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仁はその僧に怒りを感じるのですが、僧に近付くと「お助けを」と言ってきますね。
近くでは蒙古兵が見張ってますし、脅されて演説していた模様。
これらの蒙古兵を撃破してから僧に話しかけると、クエストが開始されます。

ちなみに蒙古兵は茂みの中を徘徊しているので、蒙古の鎧火遠理命の護符を身に着け、茂みの中から1体ずつ闇討ちすると楽ですね。
火遠理命の護符は茂みの中から闇討ちしても発見されないと言う護符で、死体を見つけて近付いてきた蒙古兵を次々に闇討ちで始末できます。
蒙古の鎧があれが茂みまで安全に移動できる上、敵に発見されるまでの時間が延長されるので、連続で闇討ちしやすくなるので便利。

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僧に話しかけると、蒙古に逆らっても殺されるだけだと答えていました。
今は典雄が頼りだとも。
この僧は典雄の居場所を知っているようなので、僧の案内で典雄の元を訊ねる事になりました。

その道中では、典雄の話も聞けますね。
蒙古に従った振りをしろと言うのも、典雄からの指示。
典雄は仁を手本に、その考えに至ったという事でした。
名誉よりも実を取ると言う考え。

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案内された先では、典雄に出会えます。
典雄は奪われた杉寺を取り戻す為、他の僧兵達と作戦を練っている所でした。
赤島の民も手を貸してくれているようですね。
典雄と法心が身を挺して守った赤島の民が、恩を返す為に集まったようです。
一方で櫛寺の僧は先の志村城での戦いで及び腰になったのか、誰も来ていないとの事。

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ただ赤島の民を、戦いに参加させるつもりは無いようですね。
赤島の民を呼んだのは、戦いの後を考えての事。
杉寺奪還に協力した民がその話を広めれば、対馬の希望になるだろうと。
それは典雄たちにはできない事だと話していました。

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その後、典雄と僧兵は、杉寺を奪還しに向かいます。
仁もそれに協力すると言う展開。
道中では僧兵を見つけた百姓が、杉寺奪還を応援してくれますね。
杉寺の僧達は、近隣の民にも慕われている様子。

そして現地に到着すると、そこには櫛寺の僧も集まっていました。
話を聞いて駆けつけたとの事。
典雄が頼りを出したのに誰も来ていないと言う話でしたが、杉寺の方へ来ていたのですね。

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その後、仁が寺へと突入すると、僧達が戦いを開始します。
ここは協力して蒙古兵を撃退すると言う展開。
高台には火槍も設置されているので、これを奪い、僧を援護すると楽ですね。

しばらくすると敵の援軍も到着。
ここでは乱戦となるので、爆発物系の暗具を活用すると楽に戦えます。
この段階になると典雄や僧が死ぬようになるらしく、犠牲者も増えますから。
最終的に仁だけで戦う事になる可能性も高いので、早めに数を減らしたい所。

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戦いの後は、典雄と共に本堂の様子を見に行く事になります。
しかし本堂にいた僧は、中へ入ってはならないと言いますね。
無視して中へ入ると、そこには典雄の兄・円浄が、変わり果てた姿で横たわっていました。
手足を斬られ、顔から血を流し、拷問を受けたとしか思えない姿。

円浄ですが、全てを話せば典雄だけは助けると言われ、蒙古に情報を提供したようですね。
それでも酷い拷問を受けたようですが。
円浄はもう一度典雄に会いたい一心で、ずっと耐えてきたと話します。

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それが叶った今、この姿では生きられないと言って、典雄に介錯を頼んできました。
典雄は生きてくれと頼むのですが、最終的には兄の願いを叶える為、止めを刺したようです。
仁は典雄の頼みで外に出て、事が済むのを静かに見守ると言う展開。

しばらくすると典雄が戻ってきて、ハーチュと言う蒙古兵の名を口にします。
この蒙古兵が、円浄を拷問したという事。
典雄は復讐に燃えており、仁の慰めも耳に入らず、仇討ちに手を貸して欲しいと頼んでいました。

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これでクエスト終了。
報酬として「抵抗の護符 参」が手に入りました。
受けるダメージが大きく減少すると言う効果。



続けて「典雄之譚 終幕」を開始。
杉寺にいる僧に話しかけると、クエストを受けられます。
典雄は兄の遺灰を持って墓所へ向かったと言うので、佐護の墓所へと向かう展開。
目的の墓所は、杉寺から南西に進んだ所。
佐護の村から向かった方が、近いかもしれません。

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典雄に話しかけるとイベント。
典雄は最初に出会った時とは違い、兄への復讐に心を捕らわれていました。
仇討ちは僧の務めではないと言われても、僧である前に弟であると答えます。
それならば手を貸すから一人では行くなと仁は言い、共にハーチュがいる小弐砦を目指す事になりました。

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それから二人は、砦を見渡せる野営へと向かいます。
野営には賊が居たのですが、気が立っている典雄は、荒々しく追い返しますね。
普段の立ち振る舞いからは、かけ離れた姿。

野営に到着した後、典雄は円浄の話をしてくれました。
円浄は、最期に「間違っていた」と口にしたようです。
それが何を指していたのかはわかりませんが、恐らくは典雄に会う為に蒙古へ情報を洩らした事なのでしょう。
復讐に燃える典雄は、ハーチェに最後の言葉は無く、苦痛の叫びだけだと話していました。

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それから明日の襲撃に備えて休む事になるのですが、夜中に仁が目を覚ますと、典雄の姿が消えています。
典雄の姿を探して周囲の様子を探ると、砦から火の手が上がっていました。
典雄は仁を置いて、一人で砦に攻め込んだ模様。

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砦には他の僧も捕まっていたらしく、仁を見かけて声をかけてきました。
僧の話を聞く限りでは、やはり典雄が砦を襲撃したようですね。
しかし典雄は、僧の救出より兄の復讐を優先したようです。

砦に入ると、中は凄惨な有様でした。
逃げて来た僧によると、全て典雄の仕業との事。

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そして砦の奥へと進むと、典雄が蒙古兵の1人を火で焼いていました。
この蒙古兵が、円浄の仇のハーチュだった模様。
ハーチュはそのまま炎に焼かれ、息絶えていました。
円浄は手足を斬り落とされた上で火で焼かれたと言う話だったので、同じ仕打ちをしたのでしょう。

典雄に近付くとイベント。
初めて典雄に会った時、典雄は怒りで薙刀は振るわず、島の平和の為に戦うと話していました。
仁はその時の言葉で典雄を諫めるのですが、典雄は冥人と同じ事をしたまでと答えます。

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ただ仇を討ったとはいえ、自分のした事が人の道を外れているとは理解しているようですね。
この汚れた手では、杉寺の山門はもう開けないと話していました。
典雄はハーチュに火を付けた時、その叫びを聞きながら喜びに包まれたと話します。
これでは蒙古と同じで、もはや僧ではないと答えていました。

しかし仁は、易々と諦めるなと諭します。
この島は未練や叶わぬ約束ばかりだが、それでも守らなければならないと。
かつての自分には戻れないと答える典雄にも、典雄が信じた道から逸れずに進んで欲しいと頼みます。
その言葉に救われたのか、典雄は仁に感謝の言葉を送っていました。

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これで典雄之譚は終了。
報酬として「活力の護符」が手に入ります。
体力が中程度上昇すると言う効果。
また「混沌の鉢巻き」も入手。



と言う感じで、政子之譚、典雄之譚が終了しました。
政子は良かれとした事で深い恨みを買ってしまい、実の姉が一族皆殺しを企てると悲しい事件。
最期まで憎まれたまま、姉と死別すると言う内容でした。

クエストの欄にも書かれていますが、政子は安達家の唯一の生き残りであり、姉の花はただ一人の身内。
仇を討ったとしても、安達家も政子の一族もここで途絶えてしまうと、救いが無い物語。

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一方で典雄は、兄が受けた仕打ちを目の当たりにした事で復讐に燃え上がると、政子とは違って兄弟愛故に生き方が変わってしまったと言う物語。
政子とは違う形で、切ない物語でしたね。

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これで現在発生しているサイドクエストは、全て終わった事に。
サブクエストや未探査領域が残っている状態ですが、次から本編を進めようと思っています。
全体の何割程度まで進んだのかはわかりませんが、まだ終わりとは思えませんからね。
志村をはじめとする侍との対立も解決していませんし、明らかに最終決戦だろう・・・と思われる所まで、物語を進めようと考えています。

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