2章「山賊討伐」。
このマップは最初にプレイした人の多くが苦戦させられるであろうマップだったりします。
ターン制限があるのに名前付きの強敵がわらわらと出現し、対処に追われているといつの間にかターンオーバー寸前なんて事も。
序盤にしては結構難易度高いような気もしますが、コツを掴めば割りと楽なマップ。
プレイヤー次第で難易度が大きく変化するマップは多いので、こういう調整は絶妙と言えるでしょうか。

とりあえずはこのマップから登場する味方ユニットの紹介。

□セネ
クラスはシーフ。
戦闘力はほぼ皆無ですが、戦闘以外ではなかなかの活躍をしてくれるユニット。
スキルは・・・
扉や門、宝箱を開けることが出来る「開錠」。
3ヘックス以内の隠れた敵を見つけられる「索敵」。
戦闘時に敵の非装備品を入手する事がある「スリ取る」。
他には「探索」、「潜む」、「連続」といったもの。
基本は探索でアイテムを入手したり、開錠や探索で味方のサポートをする役目。
敵の防御を無視する短剣系の武器を装備可能ですが、筋力が成長しないので、ダメージには期待できません。
しかし手数は多いので、そちらで勝負という所でしょうか。
スリ取るはレアアイテムやリミットアイテムはスリ取れず、しかも確率で発動なので、効果にはあまり期待できず。
クラスチェンジ条件は、イベント「セネと仔馬」を発生させる。
騎士団加入条件は、2章「山賊討伐」で話しかけ、依頼出撃「馬泥棒を追え」をクリアする。
「セネと仔馬」を発生させるには、3章の依頼出撃「仔馬と盗賊」にセネを出撃させている事が必要。
クリアまでセネが生き残っているとイベントが発生し、後は章が進むとイベントが進行するようになります。
CC後は名馬「ティコ」に乗れるようになり、騎乗時に限り攻撃力+1、移動力+1、俊敏+5、スキル「愛馬」、「再移動」追加。
そしてスリ取るが「スリ取るII」に進化。
スリ取るIIでは戦闘時にランダムで敵のアイテムを入手する事ができ、敵がアイテムを所持してない場合には装備品を入手する事が出来ます。
ただ1マップに2回の制限付きで、やはり確率で発動する為、狙ってアイテムを入手するのは難しかったりします。
ティコに乗れるようになると移動力が大幅にアップし、再移動も可能になるので活用の幅がアップ。
能力も増強されるので、以前よりは戦闘面にも期待出来るようになります。
ただティコは死んでしまうと2度と入手出来ないので、馬殺装備などには注意が必要です。

城門や扉は破壊して進む事も出来ますが、宝箱を開けるには開錠を持つシーフ系のユニットが必須。
そして味方にシーフ系のユニットは2名しかおらず、序盤から仲間になるセネは活躍の場も多いのですが・・・。
任意にアイテムを奪う事ができ、必殺スキルで戦闘面でも活躍できるセディに取って代わられる事も多いです。
セネを使い続けるのなら、クラスチェンジが必須ですね。

□クレイマー
クラスはマーセナリー。
自称「疾風のクレイマー」ですが、俊敏の成長率は低め。
しかしHPと筋力の成長率は高いので、十分戦力になるレベル。
スキルは攻撃が命中した際、一定確率で敵の盾装備を解除する「篭手」。
崖に侵入しても回避率が0%にならない「崖移動」。
そして「弓回避」。
篭手は(技能÷2+30)%となかなか発動率が高く、防御力の高い盾を装備した敵との戦いで役に立ちます。
盾装備を解除した後、セディに盾を盗ませるなんてテクニックにも応用可能。
崖移動は、味方ではクレイマーのみが持つスキル。
崖地形ではどんなユニットでも回避率が0%になってしまいます。
ですがクレイマーの場合、回避率はそのまま崖地形での戦闘が可能。
敵を崖地形に誘導できれば、優位に戦闘を行う事が可能となります。
また弓回避のスキルも持つ為、崖の上に配置された弓兵やバリスタの撃破に向かわせる役としても適任。
クラスチェンジの条件は、LV15以上で剣技能が30以上。
騎士団入りの条件は、専用マップ「奪われた宝剣」をクリアし、バルムンクをクレイマーに与える。
「奪われた宝剣」は好感度9以上、かつクレイマーのレベルが10以上の時に発生。
CC時、もしくはバルムンク継承時に「大剣」スキルが追加。
バルムンク装備時には受け流しスキルが追加されるので、物理系の攻撃に対する回避率もアップ。
弓回避と合わさって、弓兵には圧倒的な回避率を見せ付けてくれます。

能力自体も優秀ですが、所持スキルのおかげで独特な活躍をしてくれるユニット。
ただ剣士系は優秀なユニットが多いので、最終的には好みの問題となってきますが・・・。

□フェイ
クラスは東方剣士。
ある意味第2の主人公とも言えるべきキャラ。
HPと筋力は低いですが、俊敏の成長率は35%と高く、補正も中。
その為、俊敏に関しては全味方ユニットで1、2を争うほど高くなります。
スキルは「連続」に「居合」。
任意による発動で、致命率が25%アップする「必殺」
敵からの物理攻撃が命中した際、(技能+10)÷2%の確率で攻撃を回避する「受け流し」。
クラスチェンジ条件は、専用マップ「ラーズの祭壇」をクリアする。
騎士団入りの条件も同じ。
「ラーズの祭壇」はフェイの好感度が6以上の時に発生する街イベント「イズルミの剣士」を消化。
その上でフェイのレベルが10以上、好感度が12以上の時に発生。
ただし11章までに発生させてない場合は、条件を満たしていなくても強制的に発生。
(ファラミアの生存が必須)
CC後は「大剣」スキルと、5回連続で攻撃を行う「神舞剣」を習得。
筋力が成長しないので、とにかく手数で勝負するユニット。
その為武器の損傷が激しいので、継続的な供給が必須。
受け流しも所持している上に、元々の回避率も高いので、大抵の攻撃は回避してくれますが・・・。
HPが低く、一撃が致命傷となる事も多いので、過信は禁物です。
しかし!!
フェイはファラミアが生存している限り、戦闘で死亡しないという特性があります。
死なせないように運用するのが一番ですが、多少強引に活用しても平気というのが強み。

専用武器のカトラスは攻撃数+1が付いており、これによる神舞剣は6回攻撃に。
さらに連続も発生する事もあるので、戦闘シーンはなかなかの見ごたえ。
重要なイベントにも関わってくる上に、条件付きで死亡しないという特性があると、まさに第2の主人公とも言えるべき存在。
最終章ではカオスとの対決も用意されているので、レギュラーとして最後まで活躍してくれるユニット。


この辺りから円滑にゲームを進めるためには、傭兵の雇用が不可欠となってきます。
傭兵にはそれぞれ好感度というものが設定されており、多くの場合で騎士団加入の条件として設定されています。
騎士団に参入すると以後、雇用の為の資金を支払う必要が無くなるというメリットが。
また14章以降は騎士団入りしている傭兵しか使用できなくなるので、その点からも、多くの傭兵を騎士団入りさせておく必要があります。

好感度は様々な要素で上昇し・・・
雇用・・・+0.5
出撃・・・+1.0(依頼出撃は+0.5)
レベルアップ・・・+0.1
戦闘不能・・・+0.1
捕虜交換・・・+0.1
食事・・・+0.1~0.5
好物の食事・・・+0.2
嫌いな食事・・・-0.2
リースCC・・・+0.2

と言う風になっています。
入団に高い好感度が必要となるユニットは、積極的に任務出撃に参加させ、好物の食事を与えておくと良いでしょう。
意外にも戦闘不能状態や捕虜交換時にも若干上昇しますが、あえて狙う程ではありません。
ちなみに家具の白磁の壷を所持しているなら、女性キャラ限定で雇用時の好感度上昇が+1.0に。
また雇用費は任務出撃後だと半額になるという事も、知っておくと役に立ちます。
任務出撃に参加させるつもりの無いユニットは、後で雇ったほうが金額的にお得。



とりあえず街で準備。
イゼルナにハーフヒール、リースにはバックラーを購入。
レオンにハンドスピアを与え、レオンの持っていたライトスピアをアデルへ。
馬も欲しい所ですが、後々何頭か手に入るので、今は我慢。

リースはペルシーダという優秀な盾を装備しているのですが、これを序盤で使ってしまうのは勿体無いです。
というわけで普段はバックラーを使い、ボスなどの強敵と戦うときだけ持ち替えて使うようにしています。
ライトスピアは威力も精度も高い優秀な槍。
ですがハンドスピアの2倍と高価なので、普段はハンドスピアを使用。
しかしアデルは待ち伏せで確実に攻撃を当てたいので、手持ちのライトスピアはアデル優先に使わせていると・・・。
本当はもう少し色々と買い与えたいのですが、わけあって3章までは節約。

傭兵はシルウィスとアグザル、ルヴィを雇用。
シルウィスとルヴィは騎士団入りの条件となる好感度が高めなので、多少無理しても任務出撃に使用しておきたいです。
アグザルはマップの攻略に大きな影響を与えるので雇用。
ルヴィは盾を持っていないので、レザーSシールド辺りを・・・。
シルウィスは初期装備の鋼鉄の矢+を使わせるのは勿体無いので、木の矢でも渡しておくと良いです。
今回はシロックを出撃させる予定ではないので、シロックの弓を剥いで貸し与えました。

準備を終えたら出撃。
今回のメンバーは、リース、ルヴィ、イゼルナ、アグザル、エルバート、レオン、アデル、シルウィスの8名。
さらにマップの東側には、クレイマー、フェイ、セネが自軍ユニットとして参加。
生かしておくと傭兵登録されます。
さらにフェイとクレイマーにリースを隣接させると会話イベント。
リースとセネが隣接すると会話コマンドが出現し、ここで会話しておく事がセネを騎士団に加える為の条件となっています。

このマップは24ターン以内にクリアしなければならないという制限付き。
それでいて敵の数も多く、名前付きの強敵も多数出現するという、初心者殺しの異名を持つマップの一つだったりします。

まず注意したいのが、フェイたちの南側にいる盗賊のザハロ。
ザハロは攻撃が命中した際、33%の確率で相手の剣を破壊するというソードブレイカーを装備。
クレイマーとフェイは剣を装備したユニットなので、早々に破壊されてしまうと、何も出来なくなってしまいます。
最悪でもフェイのカトラスが破壊される事だけは避けたい所。
カトラスは優秀な武器であり、初期装備の1本しか手に入らないので・・・。
幸い攻撃範囲に入らなければ移動してこないので、最初は相手にしない方が楽です。

第2に川の向こう側にいる馬賊のピサーロ。
対岸からコンジットボウ+ヒートアローと、序盤ではなかなか攻撃力の高い弓で攻撃してきます。
さらにドロップアイテムとして、シノン馬を所持。
倒せば入手できるのですが・・・。
この手のラージアイテムは、所持すると若干パラメータが下がると言う事に注意。

また名無しではありますが、川の対岸にいる盗賊弓兵も注意が必要。
こいつは命中率+50%というスナイプアローを装備している為、命中率がかなり高め。
攻撃力は低めなので大したことは無いのですが、ピサーロとの連携で思わぬ大ダメージを受けてしまうという事も・・・。

このマップに登場する盗賊は、多くが斧を装備。
その為、斧回避を持つルヴィがなかなかの活躍をしてくれます。
1ターン目からルヴィを前面に押し出し、弓兵はエルバートで挑発しながら進むと楽に進めます。
リースは東に向かわせ、フェイ達と合流する事を第一に。
アデルとレオンは北西の敵を倒しつつ、北の洞窟へ。
他のメンバーは、マップの中央付近から北へシフト。

アグザルは家屋手前の森林に待機。
潜むのおかげで、敵のターゲットにされる事はありません。
ここでピサーロが近くまでやってくるのを待ちます。
ピサーロが近づいてきたら、一気に川を渡り、攻撃。
1ターンで倒しきれなかった場合は、次のターンで粉砕を使用すれば倒せるはずです。
ただ命中率が50%前後だったりするので、多少運が絡んできます。

スタート地点の目の前にある家には、エルバートを派遣。
盗賊弓兵が狙いに来てくれるので、ピサーロを倒したアグザルを派遣して倒させます。
アグザルは基本、潜むを使って南側で行動する事になります。
単独行動となるので、念の為ポーションを渡しておくと良いですね。
弓兵の処理が終わったら、南側の家屋の探索。
どちらの家でも戦闘になるので、HPに注意が必要です。
一見、ボス周辺の敵に襲われそうに見えますが・・・。
潜むスキルのおかげで発見される事はありません。
探索を終えたら潜みながら東へと向かい、仲間と合流させます。

フェイ達は近づいて来た敵を処理して回ります。
ただフェイのカトラスを消耗させるのは勿体無いので、基本はクレイマーで減らして、フェイやセネで止め。
クレイマーは崖移動のスキルがあるので、崖に侵入して戦うのも良し。
途中で戦闘不能状態の盗賊が近づいてきますが、こいつは貴重な携帯袋を持っているので、忘れずに捕縛を。

6ターン目になるとザハロが移動してきます。
この時までにリースを合流させておくのが理想ですが、馬が無いと恐らく間に合わず。
まずは武器を破壊される恐れの無いセネで相手をして、リースが近づいてきたら、指揮範囲内に待機させたフェイで必殺。
この時万が一に備えて、リーフが初期から持っていたショートソードを渡し、こちらを装備しておくと万全です。

北に向かわせたメンバーは、洞窟への入り口に待機させます。
西側の入り口にはアデル、中央にはエルバート、東の入り口にはルヴィを配置するのが理想。
西側にはイベントアイテムを持ったケルツァーが登場しますが、こいつは待ち伏せスキルを持つので、アデルの投擲で倒すと楽。
もちろんレオンを近くに配置して、連携の効果を発生させて起きます。

中央から出てくる盗賊は弓兵。
よってエルバートなら楽に相手できますが、シルウィスに援護させて早めに倒しておくようにします。
最低でも11ターンまでには、ここから沸いた弓兵を倒してしまいたい所。

東側から出てくる盗賊は斧装備。
というわけで、ルヴィだと楽に戦えます。
しかし念の為のポーションは忘れずに。

ザハロを倒したリースやフェイ一行は、オルテガを倒しに向かいます。
オルテガはHPが高く、攻撃を受けても反撃する事がある「反撃」スキルを所持。
攻撃力も高いので、打たれ弱いセネやフェイは特に注意が必要な相手。
ここはクレイマーやリースでHPを減らし、止めだけ任せる方が安全です。
オルテガを倒したら4人は北へ向かい、ルヴィの援護へ。

12ターン目になると中央の洞窟からザーリアスが出現。
こいつはなかなかの強敵な上、わき腹を突く形で出現する所が初心者殺しな所。
戦いたくない場合は、洞窟を塞いで出現させない方がいいかもしれません。
まずはエルバートの後ろにシルウィスを配置。
エルバートには初期装備だったアスピスに持ち替えて、少しでも防御力を上げておきます。
あとはシルウィスにコンジットボウ&鋼鉄の矢+を装備させ、狙撃。
2発当てれば倒せるため、次のターンの最初でもう一度狙撃して撃破。
この後エルバートは即効で南東へと移動。
ちなみにザーリアスは仲間になりません・・・。

16ターン目に東から出現するフーバはすぐに離脱してしまうのですが・・・。
5000Dで売れる財宝を落とすので是非とも倒したい所。
こいつは増援処理が終わったリース達を、あらかじめ東の出口を塞ぐ形で配置。
あとは出現後、集中攻撃で撃破。
今回は運良く戦闘不能状態に追い込む事が出来、ブラッドナイフとヴェスパも獲得。

18ターン目には南から、破盾の斧と力の腕輪を所持したタリバンが出現。
破盾の斧は、命中時に盾が発動すると、そのまま盾を壊してしまうという斧。
結構厄介なので、相手はフェイやクレイマーで。
しかしタリバンはレベル不足で扱いに失敗する事も多かったり・・・。
タリバンが移動したら、アグザルを隣接。
次のターンで粉砕で倒してしまうと言う手も使えますが・・・。
タリバンは怒りスキルを所持しているので、一撃で倒しきれないと、逆に一撃で葬り去られる可能性が高いです。

ボスの近くにいるバレリントンは、攻撃範囲内に進入すると近付いてきます。
ここはクレイマーでおびき寄せ、アグザルを隣に配置。
次のターンで粉砕を使い、一撃で撃破すると楽。
攻撃力が足りない場合は、他のメンバーで事前に削っておけば大丈夫。
もし倒し損ねてしまうと、ポーションIIを使われて面倒になってしまいます。

ちなみにこいつは賞金首。
捕縛すると賞金が増えます。
そして何より所持しているアバランチソードが魅力的。
これは追加効果の発生する剣で、当て身用としてアーサーに持たせると、硬い相手でも軽症状態にしてくれます。
という事で、20ターン目のセーブを利用して、戦闘不能状態に追い込んで捕縛。
軽症状態にするにはハープーンを使用。
この時点でハープーンを使えるのがエルバートのみだったので、急いで南へと向かわせたわけです。

ボスのベングリトンは、気合で攻撃力と命中が恐ろしい事になっているので、弓攻撃で気合状態を解除。
あとはカトラスを装備したフェイで楽々撃破。
そしてリースで砦を制圧してマップクリア。

続きは↓
ベルウィックサーガ 2章後半

ブログパーツ