PS VITAのシステムソフトウェアが、Ver2.00にアップデートされました。
色々と機能も追加され、さらに使いやすくなっていますね。
大きな改善となるのが、ブラウザー周りのシステムでしょうか。
今まではゲームなどの大きなアプリケーションと、ブラウザ機能を同時に使用する事は出来ませんでした。
が、Ver2.00からゲームをプレイしながらでも、インターネットのHPなどを閲覧可能となっています。

これにより、ゲームで行き詰ったらインターネットで攻略法を調べるなんて事が、手軽に行えるようになりましたね。
HTML5やJavaScriptへの対応も強化され、ページの読み込み速度も向上。
現在見ているページをツイッターでつぶやく事も出来るので、使いやすさがかなり上がったと思います。

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そして今回から、Eメールの機能が追加されました。
これはPCなどで使用しているメールを、VITAでも閲覧出来ると言うもの。
メールアカウントは最大で5つ登録可能。
新着メッセージお知らせ通知なんかもあるので、PCなどが使えない状況ではかなり便利そうです。
HTMLメールには非対応という事ですが、私はテキストメールしか使っていないので問題ありませんね。

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それ以外では、PlayStation Plusに対応し、提供されているコンテンツを利用可能となっています。
オンラインストレージにデータをバックアップしておく事も可能に。
アプリケーションの自動アップデート機能も利用できます。
自動アップデート機能は、標準で付けて欲しいものですけどね。

これは告知されていなかったと思いますが、スクリーンショットの撮影が恐ろしく早くなっています。
今までSS撮影後は保存に10秒近くかかり、その間一切の操作が出来なかったのですが、今では撮影と同時に保存が完了する為、操作不能な時間は無くなりました。
正確には裏で保存作業していて、その間も操作可能になっていると言う感じ。

これは地味に有り難い改善ですね。
ブログ用にSS大量に撮影してた時は、かなり大変でした。
裏でやっている保存が終わるまで新しいSS撮れなかったりしますが、アクションゲームは操作不能の時間があるだけで致命的ですから。

さらにPSPやゲームアーカイブスのゲームを起動させた直後、ゲーム設定のヒントが表示されるようになりました。
設定変更のやり方がわからず、当ブログを訪れる人もいるようでしたから、これで方法がわからないと言う人も少なくなるでしょうね。
初回起動時にしか出ないので、読み飛ばしてしまう可能性もありますが。

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そして個人的に一番嬉しかったのが、コンテンツ管理の機能向上。
今までVITAとPC間でデータをやり取りするには、USBケーブルで直接接続する必要がありました。
が、今回のアップデートで、Wi-Fiを使ってデータを転送出来るようになっています。
これはかなり便利ですね。

ただこれをやるには、少々手間や機材が必要となってきます。
とりあえず、PC側が無線LANに接続できる環境は必須。
その上でVITAとPCを、同じローカルネットワークで接続すると。

  VITA  →  無線LAN(親機)  ←  PC(無線LAN子機)

みたいな感じですね。
無線LANの親機を買ってきて、VITAとPCをその親機へアクセスするようにしておけばOK。
USB接続の無線LANアダプタが安価で売られているので、PCにはそれを付けておくと良いかと。
無線LANの親機の方は、性能気にしなければ割りと安価なものも売られているようなので、そういったものを購入すると言う手もあります。

私の場合は無線LAN機能付きの有線ルーター使っているので、PCは有線、VITAはWi-Fiで接続していますけどね。
同じローカルエリアネットワーク接続になってさえいれば、必ずしもPCまで無線で接続する必要は無し。


とまぁ、PCとVITAが同じアクセスポイントに接続出来るというのが前提条件。
そしてPCに最新のコンテンツ管理アシスタントをインストールしておきます。
これはVer2.00のVITAとPCをUSB接続すると、自動的にインストーラーが立ち上がるはず。
もしくは下記のサイトから、最新版のツールを入手。

・コンテンツ管理アシスタント(PC版)
http://cma.dl.playstation.net/cma/win/jp/index.html

インストールが終わったら、画面上部にある「Wi-Fi接続設定」というタブをクリックし、「Wi-FiでPS VITAと接続する」という項目にチェックを入れます。

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次にVITA側のコンテンツ管理アシスタントを起動し、PC→Wi-Fiと選ぶと、「機器を登録する」という画面に移ります。
VITAとPCが同じローカルネットワークで接続出来ていると、この画面にPCの名前とアイコンが表示されているはず。

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PCが表示されていなければ、接続できていないと言う事ですね。
PCが無線LANに接続されていないか、PC側のコンテンツ管理アシスタントで、設定をいじっていないと言った事が理由かと。
ファイアーウォールが邪魔しているというケースもありそう。

ここでPCのアイコンをタッチすると、機器登録の画面になります。
するとPC側のコンテンツ管理アシスタントの画面に番号が表示されるので、VITA側でこの番号を入力。
その後で右下の「登録」をタッチすると、機器を登録できます。
PCのコンテンツ管理アシスタントが自動的にデータベースの再構築をはじめるので、それさえ終われば準備完了。

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以後のデータ転送は簡単なもので、PCを起動させ、無線LANに接続している状態にします。
その後でVITA側のコンテンツ管理アシスタントを起動させ、PCとの接続、接続方法でWi-Fiを選ぶと、登録してあるPCが表示されます。

このPCの部分をタッチすると、有線接続時と同じメニューに移行。
後はファイルを移動させるだけ。

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実際に使ってみるとかなり便利なので、環境整っている人は設定しておいた方が良いでしょうね。
データのバックアップやリストアも気軽に行えるようになるので、もしもの時のトラブルの際、復旧も容易になると思いますから。
有線で繋ぐの結構面倒ですし。

ちなみに機器登録を完了させておくと、VITA用アプリのフォトやミュージック、ビデオから直接PCとのファイル移動が行えるようになるので、毎回コンテンツ管理アシスタントを起動させる必要は無くなります。
音楽やムービー、画像ファイル以外を移動させる時にだけ、コンテンツ管理アシスタントを立ち上げれば良いと。

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PS3やPCのフォルダごとデータを移動させられるようになったのも、かなり嬉しい部分。
ファイル管理が楽になります。
例えばPCでお気に入りのムービーを入れたフォルダを作り、VITAにフォルダごと移動。
VITAではフォルダで分類するようにしておけば、目当てのファイルを見つけやすくなりますから。

今までムービーや画像は、細かい分類が出来ませんでしたからね。
フォルダで分けられる様になったのは便利だと。
ちなみに音楽ファイルに関しては、フォルダで分けることは出来ません。
今までどおり、アーティストやアルバムでソートしたり、プレイリストを作る事で管理する事になるかと。



という感じで、VITA本体の機能はかなり向上しました。
個人的にはSS関係、ブラウザ、Eメール、Wi-Fiによるデータ転送だけで、かなりの改善点。
基本的にVITAはゲーム機としてしか使っていませんが、それ以外のツールとしても使えると言うのは、やはり大きな魅力ですね。

・システムソフトウェア バージョン2.00アップデート実施のご案内
http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20121120_psvita_v200.html

・Wi-Fiを使ってデータ転送をする
http://manuals.playstation.net/document/jp/psvita/cm/wifi_pc.html


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