ゲームアーカイブス特集第4弾は、テクモから発売されていた「刻命館」、「影牢~刻命館 真章~」、「蒼魔灯」の3作品。
これらは全て刻命館シリーズの作品で、自分が生きる為に館へ侵入してきた人間を殺すと言う、プレイヤーが悪サイドに所属している事が特徴。
プレイヤー自身に攻撃能力は無く、館内にトラップを仕掛け、敵をトラップに誘い込む事で撃退するというのがシリーズに共通する部分です。
まずは刻命館。
シリーズの祖となる作品で、実の弟に王(父)殺しの濡れ衣を着せられた主人公が、呪われた館・刻命館に辿り着き、生き残るために館への侵入者を捕獲・殺害していくと言うストーリー。
マルチエンディングを採用しており、プレイヤーの進め方次第で異なるエンディングを向かえる事が出来ます。
上記の通りプレイヤーは攻撃能力を持たず、自身を囮に敵をトラップに誘い込み、捕獲・殺害していく事になります。
トラップを設置するにはMPというポイントが必要で、これは侵入者を捕獲する事で取得可能。
敵を捕獲するには捕獲系のトラップを仕掛ければ良いのですが、普通に捕獲型トラップを発動させても敵に逃げられる事が多く、ダメージ系トラップで敵を弱らせる必要がありますね。
ダメージを与えすぎて殺してしまうとMPは手に入らず、後々トラップの設置がままならないという状況にもなり得る為、トラップを使いこなして上手く捕獲していく事が重要。
初期状態ではトラップは5種類くらいしかありませんが、これは開発を行う事でランクアップが出来ます。
トラップ開発には、ワールというポイントが必要。
これは侵入者を殺害した時に得られる為、捕獲と殺害の見極めも重要になってきますね。
後のシリーズにはない刻命館ならではのシステムが、館の増改築。
これはワールを消費する事で、自由に館を改築する事が出来るというもの。
設置で出来るのは通路や部屋で、扉同士が繋がるようにすれば、好きなように館の形を作り変える事が可能。
敵からの逃げ道を追加したり、トラップを仕掛けやすい間取りにする、完全に趣味で改築する等、使い方はプレイヤーの自由。
改築した先に重要アイテムが落ちている事もあるので、特定のエンディングを目指すには必須となる要素だったり・・・。
もうひとつはモンスターの召喚。
侵入者を捕らえた後、その侵入者を素材とする事で、モンスターを召喚することが出来ます。
モンスターによって効果は様々ですが、トラップ以外で侵入者と戦える唯一の要素。
と、これらの要素を活用しつつ、侵入者を撃退するゲーム。
その他多くのゲームとは違い、殺戮の限りを尽くしても問題無いというのが魅力ですね。
ただシステム的には続編となる影牢や蒼魔灯の方が優れているので、刻命館ならではの要素を楽しめるかどうかが評価の分かれ目かと。
個人的には刻命館はスルーして、影牢や蒼魔灯を購入する事をオススメします。
刻命館は刻命館で面白いんですけどね。
続いて「影牢~刻命館 真章~」。
こちらは前作から館の増改築などの要素を排除し、トラップ周りのシステムをパワーアップさせた作品。
トラップの種類が大幅に増え、マップにも固定の地形トラップが設置されている事が大きな変更点。
トラップは下記4種類に分類され、それぞれ□、△、×ボタンで任意に発動可能になりました。
・天井トラップ(△ボタン)
・壁トラップ(□ボタン)
・床トラップ(×ボタン)
・地形トラップ
前作では、カメラの中央、かつ主人公にもっとも近いトラップが起動。
その為、設置トラップが複数ある場合、発動させたいトラップに近付く必要がありました。
が、本作ではそれぞれのトラップが各種ボタンに割り当てられた為、離れた地点にいても任意のトラップを発動させる事が可能。
その代わりひとつの部屋には、同じ種類のトラップはひとつしか設置出来なくなりました。
例えば壁トラップを設置した部屋では、別の壁トラップを設置できないと。
部屋を変えれば、壁トラップを設置する事は可能。
床トラップと天井トラップは同じマスに設置する事は出来ませんが、天井と壁、床と壁という組み合わせは可能。
これらのトラップを上手く活用する事で、複数のトラップを連続して当てる”トラップコンボ”が出来る様になったのが、本作一番の特徴。
例えば階段の下に床トラップの”ベアトラップ”、その横に壁トラップの”アロースリット”、階段の上に天井トラップの”メガロック”を仕掛けておいて・・・・。
敵を誘い込んだらベアトラップで動きを止め、アロースリットでダメージを与え、最後にメガロックを落として押し潰すといったコンボが可能です。
地形トラップもコンボで発動させる事になりますね。
天井に巨大な扇風機が設置されている部屋では、敵を頭上に打ち上げるトラップを使用したり、吊り天井のある場所に敵を吹き飛ばすとか。
広間にある柱なども、衝撃を与える事で倒れ、その先にいる敵を押し潰せたりします。
このトラップコンボが楽しくて、最終的には如何にコンボを繋げられるかが目的になってしまったり・・・。
コンボを発動させると大ダメージを与えられるだけでなく、トラップ開発に必要なArkと言うポイントが大量に貰える為、攻略面でも狙っていった方がお得。
そんな感じで、トラップコンボを活用していくゲームになっています。
前作はただトラップに敵を誘い込むだけでしたが、トラップに誘い込んだ後の部分を大幅に強化した感じ。
マップも複数ある上、マルチエンディングを採用。
周回要素もあるので、個人的にはシリーズで一番の傑作だと思います。
最後に「蒼魔灯」。
と言っても基本的な部分は影牢と同じで、トラップの種類が増えたり、開発の自由度が上がったくらいです。
吹き飛ばし系のトラップで、相手を何マス飛ばすか調整出来る様になったので、コンボも狙いやすくなっていますね。
ゲームモードも増えて、トラップコンボの練習が出来たり、指定された課題をクリアしていくモードも追加されている為、遊び方は幅広くなっています。
過去のシリーズ同様マルチエンディングで、周回要素もある為、何度も繰り返し遊ぶ事も可能。
同様のシステムのシリーズ作品は、影牢、蒼魔灯、PS2の影牢IIがありますが、個人的には影牢が最高傑作だと思います。
ただ蒼魔灯を挙げる人も多いので、この辺は好みの問題でしょう。
システム的にはどちらも似たような感じなので、興味を引かれた方を購入した方が良いかも。
という感じでゲームアーカイブスのオススメタイトルを紹介してきましたが、とりあえずは今回で終わり。
マイナータイトルを中心に紹介してきたのですが、マイナーで強くオススメ出来る様な作品も、他には見つかりませんし。
有名タイトル含めると、オススメのソフトは色々とあるのですが、そちらはわざわざ紹介するまでも無いでしょう。
そういうわけで、ゲームアーカイブス特集は今回で終了です。
これらは全て刻命館シリーズの作品で、自分が生きる為に館へ侵入してきた人間を殺すと言う、プレイヤーが悪サイドに所属している事が特徴。
プレイヤー自身に攻撃能力は無く、館内にトラップを仕掛け、敵をトラップに誘い込む事で撃退するというのがシリーズに共通する部分です。
まずは刻命館。
シリーズの祖となる作品で、実の弟に王(父)殺しの濡れ衣を着せられた主人公が、呪われた館・刻命館に辿り着き、生き残るために館への侵入者を捕獲・殺害していくと言うストーリー。
マルチエンディングを採用しており、プレイヤーの進め方次第で異なるエンディングを向かえる事が出来ます。
上記の通りプレイヤーは攻撃能力を持たず、自身を囮に敵をトラップに誘い込み、捕獲・殺害していく事になります。
トラップを設置するにはMPというポイントが必要で、これは侵入者を捕獲する事で取得可能。
敵を捕獲するには捕獲系のトラップを仕掛ければ良いのですが、普通に捕獲型トラップを発動させても敵に逃げられる事が多く、ダメージ系トラップで敵を弱らせる必要がありますね。
ダメージを与えすぎて殺してしまうとMPは手に入らず、後々トラップの設置がままならないという状況にもなり得る為、トラップを使いこなして上手く捕獲していく事が重要。
初期状態ではトラップは5種類くらいしかありませんが、これは開発を行う事でランクアップが出来ます。
トラップ開発には、ワールというポイントが必要。
これは侵入者を殺害した時に得られる為、捕獲と殺害の見極めも重要になってきますね。
後のシリーズにはない刻命館ならではのシステムが、館の増改築。
これはワールを消費する事で、自由に館を改築する事が出来るというもの。
設置で出来るのは通路や部屋で、扉同士が繋がるようにすれば、好きなように館の形を作り変える事が可能。
敵からの逃げ道を追加したり、トラップを仕掛けやすい間取りにする、完全に趣味で改築する等、使い方はプレイヤーの自由。
改築した先に重要アイテムが落ちている事もあるので、特定のエンディングを目指すには必須となる要素だったり・・・。
もうひとつはモンスターの召喚。
侵入者を捕らえた後、その侵入者を素材とする事で、モンスターを召喚することが出来ます。
モンスターによって効果は様々ですが、トラップ以外で侵入者と戦える唯一の要素。
と、これらの要素を活用しつつ、侵入者を撃退するゲーム。
その他多くのゲームとは違い、殺戮の限りを尽くしても問題無いというのが魅力ですね。
ただシステム的には続編となる影牢や蒼魔灯の方が優れているので、刻命館ならではの要素を楽しめるかどうかが評価の分かれ目かと。
個人的には刻命館はスルーして、影牢や蒼魔灯を購入する事をオススメします。
刻命館は刻命館で面白いんですけどね。
続いて「影牢~刻命館 真章~」。
こちらは前作から館の増改築などの要素を排除し、トラップ周りのシステムをパワーアップさせた作品。
トラップの種類が大幅に増え、マップにも固定の地形トラップが設置されている事が大きな変更点。
トラップは下記4種類に分類され、それぞれ□、△、×ボタンで任意に発動可能になりました。
・天井トラップ(△ボタン)
・壁トラップ(□ボタン)
・床トラップ(×ボタン)
・地形トラップ
前作では、カメラの中央、かつ主人公にもっとも近いトラップが起動。
その為、設置トラップが複数ある場合、発動させたいトラップに近付く必要がありました。
が、本作ではそれぞれのトラップが各種ボタンに割り当てられた為、離れた地点にいても任意のトラップを発動させる事が可能。
その代わりひとつの部屋には、同じ種類のトラップはひとつしか設置出来なくなりました。
例えば壁トラップを設置した部屋では、別の壁トラップを設置できないと。
部屋を変えれば、壁トラップを設置する事は可能。
床トラップと天井トラップは同じマスに設置する事は出来ませんが、天井と壁、床と壁という組み合わせは可能。
これらのトラップを上手く活用する事で、複数のトラップを連続して当てる”トラップコンボ”が出来る様になったのが、本作一番の特徴。
例えば階段の下に床トラップの”ベアトラップ”、その横に壁トラップの”アロースリット”、階段の上に天井トラップの”メガロック”を仕掛けておいて・・・・。
敵を誘い込んだらベアトラップで動きを止め、アロースリットでダメージを与え、最後にメガロックを落として押し潰すといったコンボが可能です。
地形トラップもコンボで発動させる事になりますね。
天井に巨大な扇風機が設置されている部屋では、敵を頭上に打ち上げるトラップを使用したり、吊り天井のある場所に敵を吹き飛ばすとか。
広間にある柱なども、衝撃を与える事で倒れ、その先にいる敵を押し潰せたりします。
このトラップコンボが楽しくて、最終的には如何にコンボを繋げられるかが目的になってしまったり・・・。
コンボを発動させると大ダメージを与えられるだけでなく、トラップ開発に必要なArkと言うポイントが大量に貰える為、攻略面でも狙っていった方がお得。
そんな感じで、トラップコンボを活用していくゲームになっています。
前作はただトラップに敵を誘い込むだけでしたが、トラップに誘い込んだ後の部分を大幅に強化した感じ。
マップも複数ある上、マルチエンディングを採用。
周回要素もあるので、個人的にはシリーズで一番の傑作だと思います。
最後に「蒼魔灯」。
と言っても基本的な部分は影牢と同じで、トラップの種類が増えたり、開発の自由度が上がったくらいです。
吹き飛ばし系のトラップで、相手を何マス飛ばすか調整出来る様になったので、コンボも狙いやすくなっていますね。
ゲームモードも増えて、トラップコンボの練習が出来たり、指定された課題をクリアしていくモードも追加されている為、遊び方は幅広くなっています。
過去のシリーズ同様マルチエンディングで、周回要素もある為、何度も繰り返し遊ぶ事も可能。
同様のシステムのシリーズ作品は、影牢、蒼魔灯、PS2の影牢IIがありますが、個人的には影牢が最高傑作だと思います。
ただ蒼魔灯を挙げる人も多いので、この辺は好みの問題でしょう。
システム的にはどちらも似たような感じなので、興味を引かれた方を購入した方が良いかも。
という感じでゲームアーカイブスのオススメタイトルを紹介してきましたが、とりあえずは今回で終わり。
マイナータイトルを中心に紹介してきたのですが、マイナーで強くオススメ出来る様な作品も、他には見つかりませんし。
有名タイトル含めると、オススメのソフトは色々とあるのですが、そちらはわざわざ紹介するまでも無いでしょう。
そういうわけで、ゲームアーカイブス特集は今回で終了です。
コメント
コメント一覧 (4)
登場人物にも色々とドラマや細かな設定、死に際のセリフなど個性豊かですし、館に来る目的なんかも違ってるんで次はどんな奴らが来るんだろうと楽しみつつ、色々なコンボも試したり(笑)
ただ、規制の問題かこの影牢以降のシリーズはすこーし残酷な表現がなくなって、影牢らしさが失われてしまっていったのが残念ですけど……
あ、ルナティックドーンをやりたくなったので3はプレイ済みだったのでオデッセイの方をダウンロードしました♪
容赦なくコンボの実験台にしたり、気に入ったキャラクターは殺さずに追い返すだけに止めたりと、遊び方も結構幅広いですし。
蒼魔灯も悪くは無いと思うのですが、影牢に比べるとそれほど引き込まれませんでした。
オデッセイはグラフィック綺麗な方ですね。
3よりは興味引かれているので、その内プレイしてみたいものです。
この間アーカイブスまとめて買いすぎてしまったので、一通り遊ぶまで自重していますが。
と言うのも、似たようなシステムの「悪代官」をやったことがあるからです。
ご存知かもしれませんが、あちらも罠を設置して、侵入者を罠でハメてコンボ…という流れなので。
方向性は違いますが、「クロニクルオブダンジョンメーカー」というゲームも自分でダンジョンを作成して、狙った敵をおびき出すゲームなので、近いものを感じました。
ざっくりと調べてみたら、「蒼魔灯」よりも「影牢」が最高と言ってる方が多いので、そちらを購入してやってみたいと思います。
面白そうなゲームの情報ありがとうございます。
あの馬鹿馬鹿しい雰囲気に惹かれるものはあったものの、結局手に取る事はありませんでしたが。
ああいう直接的を倒すのではなく、トラップで敵を倒すゲームが好きなら、影牢は楽しめると思います。
古いゲームなのでグラフィックや操作性は劣る部分もありますが、中核となる部分は最近のゲームとも引けを取らないでしょうし。
ちなみに侵入者には個別にプロフィールが設定されているので、それらを確認するのも結構楽しかったり・・・。
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