カルチェヴィータも、ついに最上階に到達。
全102階と、アパルトマンに比べると浅いダンジョンでしたね。
固定階層から固定階層へのワープも用意されているので、その気になればすぐに最上階まで辿り着けます。
各階層で起きるイベントがメインのダンジョンでした。

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カルチェヴィータ 96階

世界の不安定さを現わしているのか、固定階層では崩壊した床が目立つようになってきました。
ただ変わった仕掛けは無く、探索自体は簡単なフロアですね。

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この階層では、変わったメッセージも残されていました。
アイヅハ・・・無事ナノ・・・カ・・・?・・・ワ、ワダジノ・・・キオクハ・・・モウ・・・」というもの。
これはユリィカの身を案じるナチルのメッセージと考える方が、自然かもしれませんね。
ツェツィーリアは記憶を消す側ですし。

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出口には赤いイベントシンボルも設置されています。
ここではウィッカードに遭遇し、呼び出された魔獣と戦う事に。
今回戦うのは「妖気漂うウィッカード」と、「妖気漂うヴンダープー」の2体。
ヴァンダープーは紫シンボルとしても現れる敵なので、なかなかの強敵ですね。

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いつも通りウィッカードから始末したい所ですが、ヴンダープーは強力な全体攻撃を所有。
タクティカルフォースを使い、全体攻撃が来るようなら防御で耐えないと危険です。
なかなか思うように攻撃できないので、持久戦を覚悟してじっくりと戦った方が良いかもしれません。

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(X:20、Y:07)の地点へ向かうと、魔女に呼ばれている気配を感じます。
一度戻って、報告を行う事になりました。

魔女報告

帰還後は魔女報告。
ウールーは迷宮で見たものを話せと言うのですが、ナチルにとっては色々と衝撃が大きいようですね。
ナチル自身の記憶もありましたし。
そして今は忘れろと促すウールーに対して、忘れられるわけが無いと答えます。
自分は崇め奉られてるウールーとは違って、ただの庶民であると。

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するとウールーは、ひとつ昔話をしてやると答えていました。
ウールーが幼い頃、まだ崇められる前の話だという事。

ウールーも今となっては、かすかな記憶しかないようです。
ウールーの家は裕福な貴族だったようですが、父親との折り合いが悪く、幼いウールーは家を飛び出して王都へ向かったという話。
予知の力があれば、一人で生き抜く自信があったのだと。

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しかし子供だったウールーは、その力を看破した人間に、奴隷同然にこき使われたようです。
それからは逃げては捕まっての繰り返し。
当時のウールーは、予知を上手く使いこなせていなかったという事でした。

そのような事があっても、実家には一度も帰っていないという事。
それくらいウールーは家族を憎んでいて、ウールー自身も疎まれていた模様。

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それからウールーは利用されないように、力を使う事を止めたようです。
そして力を隠しながら生きていたある日、王都の孤児院でキットカットに出会ったという事。
自分を救ったのは、「157号」ことキットカットだと、ウールーは話します。

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ウールーは「71号」だったようですね。
自身の名を名乗る事すら許さぬ、孤児院という名の牢獄での呼び名だと。
それから二人は打ち解け、大人の目を盗んで自分達の事を話すようになったようです。
クラリスティアも、そこの出身だという話。

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それからウールー達は、自身の尊厳を掛けて戦った模様。
人に言えない事も色々とやったようです。
そして長い年月の後に行き着いた果てが、ムーンソサエティの前身である魔女倶楽部だったという話。

しかし結局、預言の力は政治利用され、戦争や国政に使われたようです。
世界の破滅、TOを予言した頃には、偉大な巫女として崇め奉られていたという事。
ウールーの辛い過去を聞いて、ナチルは同情したかのような言葉を漏らします。

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ただウールーは同情して欲しくて、過去を話したわけでは無いという事。
誰しも語れぬ、暗く消したい過去はあるという事ですね。
だからこそ人は、そのとき成すべき事を全力でやるしかないと説いていました。

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その言葉を聞いたナチルは、「まるでバアさんみたいな話っぷり」だと答えます。
ウールーも「お前が思っているよりはるかに長生きはしてる」と、笑みを浮かべたかのような表情で話していました。
こちらの二人も、徐々に歩み寄りつつある様子。

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それからナチルは、狭間の世界で見た事を報告していました。
一連の話を聞いたウールーは、ゴズとの約束は元々守るつもりは無かったと話します。
ゴズは野放しには出来ぬ大罪人だと。
守るつもりのない約束をした事も、恥ずべきものだとは思っていないという事。
それが道義にもとるのかどうかは、別の者達が決めれば良いと話していました。

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ゴズはその復讐としてこの世界を崩壊させたい、その程度の事だろうとウールーは話します。
その結果が、得意の火炎での焼死。

ただ問題となるのは、ツェツィーリアの方だと話します。
ツェツィーリアは、目的が読めないと。
しかしウールーは、世界の何たるかも知らぬ小娘に、世界を滅ぼすどのような大義があろうと力説。
この世界の成り立ちに、維持にどれほどの犠牲が払われているのか、思い知らせてやると意気込んでいました。

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その言葉を聞いたナチルは、ウールーの方がよほど悪役っぽいと笑います。
ウールーは別段気にした様子はなく、コウレイトウに何としても先に奇品を手に入れろと命じていました。
そうすれば、後は何とかするという事。

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戦う力のないウールーが何をするのかと、ナチルは疑問を抱きます。
新たな予言でもするのかと問いかけると、ウールーは予言は出来ないと答えていました。
予言を行えば、何故か現行の予言は、一旦終わってしまうのだと。
予言の中に、予言をしたという事実が無いからだと話していました。

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今の予言は、膨大な時間を掛けて出した、もっとも強固な予言との事。
キットが命を賭しても成功させたいと考えた予言なので、それを無意味にするつもりは無いようです。

この言葉から、アパルトマンで見つけた「予言の完成」というメッセージは、ウールーの予言の事を指していた可能性もありますね。
判断材料が少なくて、何とも言えない状態ではありますが。

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ナチルはその予言の内容を訪ねるものの、ウールーは「言わぬから予言としてなりたっている」と明言を避けます。
こちらも上記のメッセージにあった「言えば崩れる」に繋がる部分。

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その話を聞いたナチルは、最初に出会った時、ウールーが予言をした事を持ち出します。
するとウールーは、あの程度は占い師にでもできる事だと答えていました。
ウールーは本当に予言をしたわけでは無かったようですね。
ナチルとウールーが出会ってからは、新たな予言は一度も行っていないのかもしれません。
キットに関する予言は行っていた可能性がありますが。

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ナチルですが、コウレイトウが奇品を手に入れたら、ツェツィーリアはここに来るのでは無いかと訊ねますね。
ウールーもその問いかけを肯定。
ジルルダが教えているはずなので、ツェツィーリアはここに来るはずだと答えます。
そして、ここで迎え撃つと話していました。

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ナチルは魔力が尽きかけているようですが、ウールーは自分の魔力を使えと話します。
これでも陽の巫女なので、マナの源くらいにはなると。
その魔力を使って人形兵を顕現させ、ツェツィーリアと戦えという事。
それにナチルが人形兵を顕現させるほどの魔力を使えば、ナチルの寿命にも関わると話していました。

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そしてウールーは、予言といっても、覚悟を持って力を尽くしてこそ、初めて前進すると話します。
ナチルも「わかっている」と答えますね。

それからナチルは、コウレイトウに呼びかけていました。
ナチルの勘ではあるものの、隠した奇品まではもう少しだと思うと。
迷宮の形は変わっているけど、何となくわかると話していました。
コウレイトウには頼ってばかりだけど、何としても先に手に入れてと頼みます。

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そしてナチルに送り出される形で、再び迷宮へ潜る事になりました。
マップを見ても、残る階層は1フロアのみ。
カルチェヴィータは、次の102階で最上階となりそうです。

カルチェヴィータ 102階

エレベーターで上に行こうとしてみましたが、やはりここが最上層らしく、移動する事はできませんでした。
アパルトマンと比べると、20階層ほど少ないですね。
偽造・特急回数券」を使えば、次の固定階層まですぐに辿り着けますし、アパルトマンの時よりもアッサリと最上階まで辿り着いた気がします。

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奇品回収時にツェツィーリアと戦う事になるのだと思っていたのですが、戦いの場は巫女の間となるようですね。
この階層では、特にボス戦などは発生しませんでした。

その分、普通のザコが強いですけどね。
ノーマルなヴンダープーとか出てきますし。
通り名付きほどでは無いものの攻撃力も高めで、犠牲が出る事もありました。

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崩壊した足場が多く、移動が大変ではありますが、(X:20、Y:13)の地点でワードローブを発見。
分火しておくと、以後は拠点から直接102階まで移動できるようになります。
まずはこちらを目指すと良さそうな感じ。

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目的地へ向かうには、北西に回り込む必要があります。
途中には紫シンボルが徘徊していますが、ここで遭遇するのは「妖気漂うダムオートマトン」。
こいつは通り名付きにしては異様に弱く、焔舞IIIなら即死も狙えるレベル。
打撃等のダメージもよく通るので、普通に倒して進んだ方が楽かもしれません。

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(X:15、Y:13)の地点に向かうと、以前隠した「千里眼のメダリオン」を発見。
無事に回収する事に成功し、魔女の元へと戻る事になります。
帰る場合は、ワードローブ方面にロングジャンプで移動すると楽ですね。

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魔女報告

帰還後は魔女報告。
ツェツィーリアは、街中を歩いている所でした。
そこに女性の声が響き渡ります。

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どうやら声の主は、「血溜まりのスカーレット」。
戦闘能力だけならクラリスティアに匹敵すると言われていた、ソサエティの魔女ですね。
外遊しているという話でしたが、誰かからソサエティの事を聞いて、その黒幕であるツェツィーリアを迎え撃とうとしていたようです。
ツェツィーリアもスカーレットの気配を感じ、見晴らしの良い橋の上で待ち構えていた模様。

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スカーレットですが、ツェツィーリアの事を以前から知っていたようですね。
ジルルダとどんな取引をしたかは知らないが、あの時に殺しておくべきだったと話します。
ツェツィーリアが記憶操作の力を持つ事も知っている様子。
スカーレットは世界樹の一族の事も知っていましたが、それはジルルダ絡みで知ったのかもしれませんね。

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そしてスカーレット自身は姿を現さず、遠隔魔法を使ってツェツィーリアを水中へ引きずり込んだ模様。
ツェツィーリアは抵抗も出来ずに水中へ引き込まれ、スカーレットは勝ちを確信していました。

その直後、ナチルが飛び起きます。
今まで見ていたのは、ナチルが見ていた夢だった模様。
現実で起きた出来事を、夢で見たようです。
ナチル自身も、その事に気付いていました。

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そんな時、ナチルはコウレイトウが戻った気配を感じます。
ナチルとウールーは、コウレイトウの働きを褒めてくれますね。
しかしツェツィーリアは、コウレイトウの存在に気付いていた模様。
その後をつけ、巫女の間へと現れました。

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二人の前に現れたツェツィーリアは、ナチルを多分に侮っていたと言います。。
しかし、ナチルのおかげで、ウールーの居場所を見つける事ができたと話していました。
ツェツィーリアの目的は、ウールーを見つけ、奇品も取り戻す事。
一か八かだったが、2つ同時に達成できそうだと、ナチルに感謝します。

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ツェツィーリアですが、自分は戦いを、殺しは好まないと話していました。
その言葉を聞いたナチルは、奇品を手に入れて何をしようとしているのかと問いかけます。
しかし自分の言葉で、何か大切な事を忘れている事に気が付きますね。

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そんなナチルの様子を知ってか知らずか、ツェツィーリアは奇品について説明してくれます。
ナチルがアパルトマンで集めていたのは、奇品では無いようですね。
ツェツィーリアは「奇品擬き」と呼んでいました。

奇品擬きは、こちらの世界がバランスを整える為に強制的に生み出した、奇品のレプリカだという事。
いわゆる贋作だと。
それがナチルから譲り受けた奇品を調べた、ツェツィーリアが出した結論でした。
魔力量はコピーできているが、そこに魂は無いという事。

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だからこそ、向こうの世界にある奇品を取りに行く必要があったようです。
オリジナルの特異性奇品を・・・と。
その為にジルルダと組み、ナチルへ近付いたという話。
ツェツィーリアは自ら取りに行く事は出来なかったので、ナチルの存在は貴重だったようです。
そしてナチルは、見事期待に応えてくれたと話します。

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ここでツェツィーリアは、話題を変えてきます。
「数ある奇品だが、同じ作者が二人といないという事には気が付いていたか?」と。

ナチルは遺作だからだと答えるのですが、ツェツィーリアの反応は違いますね。
皆一様に作る事で、死んでいるのだと。
自分が作った作品に魂を吸い上げられ、死んだという話。
作品作りに命を懸ける者達からすれば、そういうことは往々にしてあるという事です。

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しかしウールーは、ツェツィーリアが複数の奇品を生み出した事を指摘。
それについては、ツェツィーリアも理屈は分からないようですね。
ただ全ての作品にツェツィーリアの魂が、何らかの形で宿っているのは間違いないと感じている模様。
「そしてそれらが手元に戻れば」と口にするのですが、続きは話してくれませんでした。

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そしてナチル達に、最後の奇品を渡すように頼みます。
ウールーは当然断るのですが、その反応を見たツェツィーリアは、二人に手をかざします。
二人の記憶を操作しようとしている模様。

ツェツィーリアの動きを見たナチルは、それが切っ掛けで記憶操作の事が頭に浮かびます。
これで今まで記憶を消されてきたのだと、ウールーに注意を呼び掛けていました。

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しかし現在ウールー達がいるのは、本来の巫女の間。
ウールーに対する悪意の魔法を抑え込む防御結界があり、ツェツィーリアの記憶操作の力を打ち消したようです。
ツェツィーリアも、自身の力が防がれた事に感心する様子を見せていました。

そしてウールーは、ここでツェツィーリアを屠れば我々の勝利だと話します。
ここが予言の終着点で、終わりの日だと。
このアルステラが、唯一にして、真の世界になる日との事。
そしてナチルへ、旅団を呼び出すように命じます。

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一方、ツェツィーリアは、「そううまくいくものかな?」と答えていました。
ウールーにはツェツィーリアの事が見えていなかったのでは無いかと問いかけます。
それに対しウールーは、予言といえども全てが見えるわけでは無いと返答。

しかしツェツィーリアは、ウールーは読み間違えていると話します。
わたし”達”が見えなかったのは、我々が世界樹の一族だからだと。
そしてナチルも、間違いなく世界樹の一族だという話。
数多世界を自力で渡る事を許された、唯一の一族の血縁だと。

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ナチルは自分は母親の子であると訴えるのですが、ウールーもその事に対して口をつぐみます。
するとツェツィーリアは本人に聞くがいいと言って、ナチルの母親を呼び出しました。

そしてナチル達の前に、母親が姿を現します。
さらにツェツィーリアは、ナチルが隠し持っていた魔法書を見せますね。
ゴズと共にアパルトマンにやってきた時、ナチルの部屋から発見したようです。
中身を見てみたものの、それはこの世界の魔法では無いという事でした。

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ここでナチルの母親は、ツェツィーリアの言っている事が正しいと認めます。
そしてナチルに向かって、「あなたの本当のお母さんはきっと美人」だと話していました。
自分みたいにはならないから、大丈夫だと。

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それから母親は、「子供が欲しかった」と話していました。
結婚は諦めてたけど、子供は欲しかったと。
そんな時に、ナチルを見つけたという話。
自分は許されない事をしたと言って、母親はナチルに泣きながら謝ります。

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母親が実の親じゃないと知ってショックを受けるナチルでしたが、ツェツィーリアはもうひとつ教えておかなければならない事があると言っていました。
そしてツェツィーリアが指を鳴らすと、母親はうめき声をあげて倒れてしまいます。
母親の容態が急変した事に狼狽えるナチルに向かって、ツェツィーリアは「既に死んでいる」と静かに告げます。

ツェツィーリアが言うには、ナチルの母親は2年前に死んでいるという事。
ナチルがアルムーンへ旅立った直後に、死亡したようですね。
今までナチルの前に居たのは、まだ病床にあった母親からジルルダが作り出した転写体だったという事。
自分だけでなく、他人の分身を生み出す事もできたようです。

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ここでナチルは、母親が灰化病に侵されていた記憶を取り戻していました。
ウールーも母親が亡くなっていた事を、知っていた模様。
その上でナチルの母親は病院に居て、命に別状はないと以前話していたようです。

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ナチルが思い出せない大事な事とは、母親の事も含まれていたようですね。
カルチェヴィータが開放された直後、ナチルが母親の事で何か疑問を抱いていたのは、病気の事が引っかかっていたのでしょう。

ツェツィーリアですが、ジルルダの技術は不完全だと話します。
しかし自分の転写術であれば、生前の記憶を引き継ぎ、これまでと同じように暮らせると言っていました。
そして母親の命と奇品との交換を、ナチルに求めます。

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ウールーは予言が崩れると制止するのですが、ナチルは母親を蘇らせる為に、奇品を渡そうとしていました。
さらにツェツィーリアは、ナチルの母親を再び起き上がらせます。
母親に奇品を渡せという事。

しかしナチルの母親は足を震わせながらも気丈に振舞い、ナチルは自分の娘だと話します。
そして「それは渡しちゃダメなんでしょ?」と、優しく話しかけていました。
ナチルには自分が正しいと思う事をするようにと、諭します。

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それから母親は、ナチルが強く正しく、健やかに生きる事を願っていると話していました。
だからナチルに「あなたの好きにしていいの」と、勇気を振り絞って語り掛けます。
今ここで勇気を出さなければ、ナチルが道を誤ってしまうと思った模様。

母親は肉体の崩壊が始まっているらしく、ツェツィーリアも早くしないと間に合わなくなるといいますね。
そうなる前に奇品を渡せと。

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しかし母親は臆することなく、「いいお母さんじゃなかったかもしれないけど、ナチルと一緒にいられてとても楽しかった」と、ナチルに話しかけます。
そしてナチルに「ありがとう」、「あなたは自慢の娘」と言った所で、その体が人形となり、崩れてしまいました。

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ナチルも泣きながら「大好きだった」と叫びます。
酷い事言ってごめんと、母親に謝っていました。

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それからナチルは母親を助けてくれと、ツェツィーリアに頼みます。
ウールーに対しては、母親の死を黙っていたとして、自分を騙していたと言っていました。
母親を殺したのはお前たちだと。
そしてツェツィーリアに、最後の奇品を渡してしまいます。

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最後の奇品を受け取ったツェツィーリアは、「魂の具現化」、「」、「伝達」、「魔力除去」、「幻視」、「叡智の解放」、「繁栄」、「知識」、「空間原理」と唱え始めます。
そして全ての奇品を手に入れた事で、ツェツィーリアに失われていた魔力が満ちていました。

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これでツェツィーリアは、本来の力を取り戻した模様。
その魔力は、巫女であるウールーすら驚愕させるものでした。
ナチルは母親を助けるように頼むのですが、ツェツィーリアは亡骸を一瞥すると、少し遅かったようだと答えます。
もうここに母親のアニマは無いと。

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ツェツィーリアの術は、あくまで転写。
人を生き返らせるようなものでは無いと話します。
一度壊れたら、もう無理だと答えていました。
死は自然の摂理で、何物にもあらがえないと。

しかしツェツィーリアは、自分がナチル達にしてあげられる事が、一つだけあると話します。
これで許してくれという事。
そしてナチル達から、記憶を奪おうとしていました。
魔力を取り戻したツェツィーリアの術は、巫女の間の結界も破り、ナチルの記憶を奪います。

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ナチルは母親がいない悲しみに耐えるくらいならと、自らツェツィーリアの術を受け入れようとします。
そしてナチルから大切な何かが失われた事で、コウレイトウもナチルから引き離されてしまいました。
ナチルの記憶から彷徨える魂の真名が失われた為、契約が解除されてしまったのでしょう。

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ナチルが地面に倒れ込むと、ツェツィーリアはウールーに目を向けますね。
命までは奪うつもりは無いという事。
しかし廃人同然に記憶がなくなれば、世界の封印も解けるだろうと話します。
ここに来てウールーも、ツェツィーリアの真の狙いに気が付いた模様。

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そしてツェツィーリアは、ウールーにも忘却の術を掛けます。
その力は、ウールーでも抗いきれない様子。
しかしウールーは最後の力を振り絞り、ナチルへと呼びかけます。
無駄な事なんてひとつも無いと。

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ここでイベントは終わり、拠点へと戻ってきます。
ナチルから切り離されたコウレイトウにできる事はなく、再び名前を呼ばれる事を信じて、魔女の物語を見届けようという事。


という所で、今回はここで終了。
先が気になる所ではありますが、この日は結構遅くまでプレイしていたのですよね。

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そこでこの先どれくらいあるのか気になって、イベントの内容を見ないようにフルスキップで飛ばし、先を確認してみました。
すぐにツェツィーリア戦になるようなら、この日の内に最後まで終わらせようと思って。

ところが・・・。
まだまだ、まだまだ先が長そうだったので、今回はここで終わる事にしました。
続きは後日、時間がある時にプレイする予定。

カルチェヴィータが開放された時、自動生成ダンジョンが最後なのは味気ないので、ちゃんとした固定マップのラストダンジョンが用意されているだろうと考えていたのですけどね。
ストーリー展開がまさにクライマックスだったので、自分でもいつの間にか、ここでエンディングを迎えるのだろうと思い込んでいました。

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今作はそろそろ終わりだろうと思ったらまだまだ先があると言う展開が多く、良い意味で予想を裏切られますね。
流石に今度こそ、終わりだとは思うのですが。
しかし何度もそう思っていて裏切られていたので、最後まで自信が持てない所。

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しかし今回のイベントは、色々と興味深い情報がありましたね。
ナチルが世界樹の一族である事も判明。
以前も書きましたが、世界樹の一族は前作に登場し、その際に滅ぼされた事が判明しています。

しかしツェツィーリアとゴズも世界樹の一族だと判明しているので、前作の人物以外にも生き残りが居た模様。
ツェツィーリアは大怪我を負ってアルムーンへ現れたので、一族を滅ぼした相手との戦いで両腕を失い、世界を渡ったのだと思われます。
世界樹の一族を滅ぼした張本人が、ベックリン、カミィの名を知っていましたし。

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ツェツィーリアとゴズは成人なので、自力で世界を渡ったのだと思われるのですけどね。
気になるのはナチルの方。
当時の記憶も無いような幼いナチルが、どのようにしてアルステラへやって来たのか気になる所。

実母がナチルと共に世界を渡り、アルステラで力尽きたとも考えられるのですけどね。
母親が「許されない事を」と言っていたので、実母もこの世界に来ていたものの、助けられなかったみたいな事があったのかもしれません。
ポルさんの魔法書も、その時に残されたものと考えられますし。

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また幼少時のナチルは、前作に登場した人物の幼い頃に似ているんですよね。
と言っても、外見は似ておらず。
垂れ目で半端に口を開けた表情とかポーズ、話し方と言った雰囲気が似ているだけだと思うのですが。

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ただその人物は、前作に登場した世界樹の一族との間に、子供をもうけていました。
ナチルの眉毛はその父親に雰囲気が似てると言えなくも無いですし、関連を疑ってしまいます。
ナチルとそれらの人物は髪の色も違いますし、さすがにこじ付けだろうとは思っていますが。

それと気になるのは、ウールーとツェツィーリアが対面した時の言葉。
ウールーの予言にはツェツィーリアの存在が見えなかったようですが、それは世界樹の一族だからだとツェツィーリアは答えていました。

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実際、世界樹の一族は数多世界の中でも特殊な存在で、唯一、自力で世界を渡れる一族だと語られています。
世界に干渉する力もあると語られていたので、ツェツィーリアの言葉が真実である可能性は高いでしょう。

またナチルが予言の結末を訪ねた際、ウールーは彷徨える魂が憑依した人物の未来は、よく見えないと答えていました。
これは彷徨える魂というより、ナチルの世界樹の一族としての特性だったようですね。
ツェツィーリアも「わたし”達”」と言ってましたし。

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ただそうなると、いくつか疑問が出てきます。
それはゴズの死を予言した事。
そしてウールー達の悲願成就に、ナチルとコウレイトウが必要になるという予言。
ゴズもナチルも世界樹の一族なので、その予言が可能な事に疑問が出てきます。

考えられるとすれば、世界樹の一族の中でも、ツェツィーリアは特別だと言う事。
そしてゴズの予言などしていないという事ですね。
ウールーはゴズとの約束を守るつもりが無かったので、予言をしていないという可能性は高そうです。

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ナチルに関しては上記の話に戻るのですが、仮にナチルが世界樹の一族と魔女とのハーフだった場合、その特性を半分しか受け継いでいないと考えられますからね。
半分、世界樹の一族である為にその未来は見通せず、半分魔女である為にウールーの予言にその存在が語られるのでは無いか・・・と考えていました。
まぁこちらは「雰囲気が似てる」という事から連想したに過ぎないので、根拠は無いのですけどね。

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もしくは説明に会った通り、彷徨える魂が未来を不確定にしているという可能性。
その場合は再び世界樹の一族の特性の疑問に、戻ってしまうのですが・・・。
ハッキリと未来を見通す事はできないものの、ぼんやりとその存在が関わって来る事がわかると言った感じなのかもしれません。

まぁ魔女シリーズでは、重大な謎に関しては、何かしら判断材料となるヒントが用意されている事が多いですからね。
ゲームもまだエンディングを迎えておらず、この先に謎が語られる事があるかもしれませんし、まずは気にせずに先へ進もうと思っています。