育成も終わったので、ついに最終決戦に挑んでみました。
アタッカーはアニマクラリティ96~99ほどとなり、もはや本編後のダンジョンもクリアできるだろうという強さに。
育成が遅れているメンバーもアニマクラリティ80ほどで、本編をクリアする分には問題が無いと思われます。
サポート配置のメンバーはそこから一段下がりますが、決着を付けるには申し分ない能力かと。

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ツェツィーリア

ウル宮の最深部では、ついにツェツィーリアと対面。
ツェツィーリアは、ナチル達がここまで来れた事に驚いていました。
「これがウールーの力か」と言っていたので、ユリィカの導きがあった事には気付いている様子。

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それからツェツィーリアは、どうやって不可を封じるのかと訊ねます。
一度解き放たれた不可が、封じられるわけが無いという事。
それに、その行為は自分が全力で阻止すると話します。
ナチル程度の魔力では、完全に力を取り戻した自分に勝てるとは、到底思えないと。

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しかしナチルは、自分だけではないと答えます。
コウレイトウが、人形兵が、それにユリィカもペリコも、マルタもいると。
ナチルはマルタとコウレイトウに、これまで見てきたその全てを見せて貰ったと話します。
自分達には無理かもしれないが、不可は絶対に封じられるという確信があると話していました。

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それからナチルは、ツェツィーリアに問いかけますね。
不可をこのまま膨張させたら、この疑似世界すら崩壊すると。
そんな事をして何になるのかと・・・。

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するとツェツィーリアは、ここまで来たナチルには、これから何をするか話す義理があるかもしれないと口にします。
そしてツェツィーリアは、失った我が子”達”が生きている世界を作ると答えていました。
ツェツィーリアは過去に「今度こそ」という風な事を言っていましたが、以前にも子供を授かり、そして失っていたようですね。

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ツェツィーリアが言うには、不可によりここが消滅すれば、ここを起点に世界は再構築されるかもしれないという事。
可能性は低いが、それに賭けるという事でした。

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奇品はその際に、ガレリア宮を稼働させる為の道具に過ぎないとの事。
そして成功すれば、双子世界の完全消滅による、新たな世界の創生だと話します。
失敗すれば、全てが無に帰すだけという事。

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ナチルから他の方法は無いのかと問われると、人形や魔法生物、転写体など、仮初めの命でいいなら、いくらでも方法はあるとツェツィーリアは話します。
だが本当の魂が宿った人間を、死んだ人間を蘇らせる事などできないという事。
そして人を生き返らせると言う事は、世界を丸ごと壊す事と何ら変わらぬ事だと話していました。

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この言葉から察するに、ツェツィーリアは我が子を蘇生させる為に、色々と手段を試したのでしょう。
しかし、その全てが失敗。
ペリコも、そんな失敗作のひとつではないかなぁ・・・と考えている所。

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しかしナチルは、不可を封じる未来に賭けたいと答えます。
消滅の危険は冒させないと。

お互い相容れない主張に、ツェツィーリアは本来の姿に変貌。
世界樹の中でも屈指の魔力を誇った魔女の一族、カミィの力を見せてやると言って、こちらに戦いを挑んでいます。

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一方、ユリィカとナチルは、コウレイトウに呼びかけます。
呼びかけに応じて姿を現したコウレイトウに、ツェツィーリアを止めてくれと頼んでいました。
そうすれば後は、ナチルが何とかするという事。
そしてナチルは魔女の旅団を呼び出し、最後の戦いに挑みます。

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「魔女ツェツィーリア」戦

という事で、「魔女ツェツィーリア」戦に突入。
ツェツィーリアは、以前戦った正体不明と同じような敵ですね。

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ただ今回のツェツィーリアは、1ターンでの行動回数が多め。
自分のドナムに共鳴を起こし、次に使うドナムの威力を大幅に高めてくる事もあります。

こちらの魔撃耐性を引き下げた後に共鳴ドナムを連発する事もあるので、まともに対峙すると一瞬でパーティが壊滅。
私は受け身で戦っていたら、共鳴ドナムで数万ダメージを連発されてどうしようもなくなったので、一度じっくりと育成していました。

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ツェツィーリア戦で重要なのは、とにかく先手を取ってスタンさせる事。
先手を取れないと共鳴ドナムに対処できず、パーティが崩壊する可能性が高いです。

プリマクピードーは、HP100%時に行動速度が大アップする「俊足」。
アムアルキュミアは、最大HPが半減する代わりに行動速度がアップする「キャストオフ」、AGI+35%の「スピード自慢」。
アムアルテアは、足装備が無い時に行動速度が大アップする「高速ステップ」を習得可能。

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アタッカーにはこれらのスキルを2~3個装備させ、行動速度を高めておくと、先手を取りやすくなります。
アステルアーシェとフェイブルエクリプスも行動速度アップのスキルを持ちますが、こちらはコストが高めなので、色々と制限が厳しくなるかと。

さらにマギアコンシェリが習得する「法術ー弱粘着術」を使うと万全。
これは敵の行動速度を、3ターンの間低下させるドナム。
重ね掛けする事で、味方アタッカーが先手を取りやすくなります。

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先手を取れるようになったら、シアトリカルドルチェが習得する「食べごろドルチェ」を使用。
これは3ターンの間、前衛全員の攻撃力を1.25倍し、与スタン値を+1,000する効果。

後は手数の多いシノマシラにスタン値の高い鈍槌を装備させて攻撃すれば、一人でかなりのスタンゲージを削ってくれます。
複数名で攻撃すれば、ツェツィーリアをスタンさせるのも難しくは無いかと。

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もしくは錯乱などの状態異常も有効。
状態異常中の敵は行動しない事があるので、相手の手数が減り、共鳴ドナムを使われる可能性を下げられます。
運の要素も絡んできますが、状態異常の付与率が高い武器を持っているなら、試してみる価値はあるかと。

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ツェツィーリアですが、撃破しても復活し、再登場します。
3回まで復活するので、合計で4回倒す必要有り。
とにかく共鳴ドナムの威力が驚異的で、後手に回ると被害ばかり大きくなるので、先手を取ってスタンさせる事が必要になるかと。

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耐久するのであれば、「時空崩壊 上層」(X:14、Y:16)の宝箱から手に入る「愛と勇気の結魂書」があると便利。
これはカヴンの魔撃耐性を5ターンの間、上昇させるドナムを使用可能。
白詰草の結魂書」にも、属性別に魔撃耐性を上げられるドナムがあります。

これらの耐性アップドナムを活用しなければ、共鳴ドナムの威力に耐える事は出来ないと思われます。
私はそれでも耐えられなかったので、レベル上げをして再戦する事にしました。

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戦闘に勝利すると、「カミィの結魂書」を獲得。
アタッカー1名しか配置できないものの、強力な魔撃系ドナムを使用可能です。
貴重な結魂書ではありますが、ドナム奇書の素材にした方が活用の幅が広くなるかも。

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戦闘後

ツェツィーリアを倒すとイベント。
ナチルはコウレイトウに、ツェツィーリアを殺さないでと頼んできます。

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ツェツィーリアは後れを取った事に驚くのですが、諦めてはいないようですね。
ナチル達に向かって、記憶操作の力を使おうとします。
彷徨える魂の記憶は消せないかもしれないが、ナチル達無しでは何もできないだろうと。

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そしてウールーの事を持ち出し、「あいつ自身の記憶は完全に壊れただろう?」と話します。
また思い出せるなどと淡い期待があるなら捨てる事だと言って、ツェツィーリアは記憶操作の力を放っていました。
それはウールーの記憶が壊された時の、数十倍の力がありそうに見えたと言う事。

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しかしナチルは、特異性奇品でその力を防ぎます。
この模造世界に存在していた特異性奇品。
そしてナチルの掲げた特異性奇品によって、ツェツィーリアは過去の記憶を思い出してました。

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ここからツェツィーリアの、過去の様子が映し出されますね。
ビストは酒におぼれる生活を送っていた模様。
そんなビストから、ツェツィーリアは辛い記憶を消したようです。
その記憶が蘇ってしまったので、ビストは無理心中を図った模様。

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その後はツェツィーリアが嘆いているシーンになりました。
「なぜ、また流れ・・・」と言っているシーン。
ツェツィーリアは過去にも妊娠したようですが、無事に産む事は出来なかったのでしょうね。

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次にツェツィーリアは、ガレリア宮の前に立っていました。
建物に模様が描かれているので、既に地下迷宮を作った後のようですね。

そこでツェツィーリアは、「何度でもやり直せばいい」と口にします。
「子供たちの魂を奇品として」と言っていたので、ツェツィーリアの作った特異性奇品には、ツェツィーリアの子供の魂が宿っているのかもしれません。

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次はビストのアトリエのシーンとなりました。
ここでツェツィーリアは、「もう、産むしかない」と口にします。
「私の精神は、もう・・・限界だ・・・」とも。
しかしビストは、子供を産む事に反対しているような様子。

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それから再び、ガレリア宮のシーンに切り替わります。
ツェツィーリアは「ようやく、終わった」と口にしていました。
「これが我が子の永遠の墓標」だと。

それからツェツィーリアは、「テストラント」、「ガラヤ」、「エスト」、「スーヤ」、「モーラ」、「ラムダリア」、「メルカッツァ」と口にします。
ここが、貴方たちの墓標だと言う事。
その魂が安らかんことを祈ると言って、ツェツィーリアは涙を浮かべていました。

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ツェツィーリアが口にしていた言葉は、モーラを除いて特異性奇品の名前となっています。
テストラントは、「テストラントの首飾り」ですね。
子供の魂を奇品にするという事も言っていましたし、これらはツェツィーリアが子供に付けようと考えていた名前だと思われます。

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しかし過去に子供がいたとは思っていましたが、ビスト以前に6人もいたのは予想外でした。
ビストとの子には何か問題があり、育てるのは難しいと言った話もあったので、七つ子である可能性も捨てきれないわけですが・・・。

もしくはビストとの間に1人ずつ7人の子供を儲けるも、その全てを流産してしまったか。
上記の「なぜ、また流れ・・・」のセリフもあるので、こちらの方が可能性高そうです。
ガレリア宮を墓標としているのも、この世界で生まれた子供だからでしょうし。

ただ、やはり最後の子に付けようとしていた古い友の名とは、「モーラ」だった模様。
この事からツェツィーリアは、魔女フルーラがモーラだった頃の仲間だと思われます。
モーラが死都アマデウスで別れた仲間が、ツェツィーリアとベックリンだった可能性が高くなりました。

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過去のイベント

その一方で、「ナザルのメダリオン」に使われている「ナザル」の名が無い所が、ちょっと気になる所。
このナザルが、モーラに対応しているのかもしれませんが。
モーラの名を冠した奇品もありませんし。

ガレリア宮を子供たちの墓標としたツェツィーリアでしたが、あの子達が帰る事は永遠に無いと嘆きます。
「あの日々も、あの子達も」と。

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それから再び場面が切り替わります。
ツェツィーリアは子供たちの墓標となったガレリア宮の前で、子供達に許しを乞うていました。

そしてツェツィーリアは子供達が安らかに眠れるよう、ガレリア宮の側で見守る事にします。
この命が尽きるまで、母として・・・と。

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しかしツェツィーリアは、自分がこの苦しみに耐えられるのかと、疑問を抱いていました。
そこで自分の記憶を、一部消す事にします。
一部でも記憶を消せば、苦しみは和らぐはずだと。
そして自分自身に、記憶操作の力を使った模様。

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その後、現実の場面に戻ってきました。
ツェツィーリアは、自分で封じた記憶を取り戻したようです。
自分の願いは創世ではなく、子供達を生き返らせる事でも無かった事を思い出しました。

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ツェツィーリアの願いは、死者への絶えぬ思い。
永遠の鎮魂だったと言う事。
自分が思い違いをしていた事に、ここで気が付いた模様。

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そしてツェツィーリアは、ナチルの狙いにも気が付いたようです。
「不可を封じるのは私自身、そういうことだったんだろう?」と、問いかけていました。
ナチルもそれを肯定します。

その返答を聞いて、ツェツィーリアも協力してくれる事になりました。
ただツェツィーリアができるのは、不可のその圧倒的な力を封じるだけという事。

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その時、コウレイトウが所持する7つの特異性奇品が、幽かに鳴動。
この奇品をツェツィーリアに渡すと、ツェツィーリアは不可に向かって飛び立っていきます。

そしてツェツィーリアは、奇品に封じられし数多の魂に呼びかけていました。
その想い、願い、負なる感情、そして希望。
その全てを吐き出し、一つの作品となるがいいと。
太陽と月の紋章が描かれたガレリア宮を、数多の魂の器とし、思いを力に変え、不可を封じる奇品を創りだそうという事。

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不可を封じる奇品とは、聖槍と原理は同じなのかもしれませんね。
アマデウスの聖槍は不完全で、死者の魂をエネルギーにしているという事でしたが。

ちなみに聖槍とは、アマデウスを襲った「アシキモノ」を封じる為のもの。
アシキモノはオオガラスの分体と言われており、オオガラスと不可は呼び名が違うだけで、同じ存在だと本作で語られていました。

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以前、ガレリア宮と聖槍は同じ仕組みでは無いかと思い付きで適当に言いましたが、ツェツィーリアがアマデウスに居たとなると、本当にその通りである可能性もありそうです。
少なくとも今回ツェツィーリアが生み出した不可を封じる奇品は、聖槍に近いものでは無いかと。

ツェツィーリアは全魔力を放出するのですが、その力は不可に飲み込まれてしまった模様。
ツェツィーリアの顔にも焦りが浮かびますが、その時、九つの光の柱が顕現しました。
その光は魔力となり、ガレリア宮と共鳴。
不可の力を抑え込んだようです。

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光の柱とは、マルタの遺産と言うべきピラーの力。
そして語られませんでしたが、恐らくは特異性奇品に宿った、ツェツィーリアの子供たちの魂の力なのでしょうね。

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その後ツェツィーリアは、力を使い果たして墜落してきました。
しかし不可の力を弱める事には、成功した様子。
ユリィカはコウレイトウに向かって、これが最後の戦いと告げます。
ナチルも人形兵を顕現させ、不可を封じるように命じていました。

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「不可」戦

という事で、本作のラスボスとなる不可との戦いに突入。
いよいよ最後の戦いですね。

ニケやオオガラスと同種の存在という事で、いつもの鳥のような姿をイメージしていたのですが、不可は雲に目や口、腕が生えたような不気味な姿。
単体ではなく集合体のようで、全部で9つの部位が存在しています。

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これは特異性奇品によって、力を封じられたことに影響しているのかもしれません。
もしくは、本作で語られた消滅機構とは、定まった形を持たない存在なのかも・・・。
過去作に登場したニケとオオガラスは同一個体である可能性が高く、その為、両者は鳥の姿という共通点があっただけかもしれませんね。

不可ですが、部位によって特定の属性を無効化してしまう模様。
限られた有効属性でしか、ダメージを与えれらません。

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ただ「不可破りの結魂書」が持つ対不可用のドナムを使う事で、対象が弱体化。
全ての属性でダメージを与えられるようになります。
不可破りの結魂書」の入手方法は、前回の記事を参照ください。

問題としては、対不可用のドナムは消費DPが多い事。
9体に対して使用する必要があるので、サポートにマージナル系のファセットを2~3体配置し、消費を軽減しておきたいですね。
またドナムの代償として毎ターンHP3%ずつ消費するので、毎ターンのHP回復系スキルを持つファセットを、サポートに配置しておきたいもの。

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と言っても、「不可破りの結魂書」は絶望の運勢の持ち主しか配置できない制限がある為、ユニットを配置すること自体が結構な難関。
ただ配置後に運勢が変わっても、編成から外されるといった事はありません。

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なので先に絶望のキャラを配置しておき、後から魂移しで欲しいスキルを覚えさせるのも手。
私はその方法で、幸運のピア系ファセットを詰め込んでいたりしますし。
配置後の編成を保存しておけば、運勢の変わったメンバーを再配置する事も可能。

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もうひとつの問題は、不可対策のドナムの名前と、敵のターゲットの名前が一致していない所。
対不可ドナムにはそれぞれ「不可・貪欲専用」などの記述があるのですが、不可の名称は「不可/アン」などとなっていて、記述が一致しません。
どのドナムがどの個体に有効なのか、パッと見ではわかりづらい所。

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まぁ不可の並び順通りに、上から順番にドナムを使っていくだけなんですけどね。
アンから順番に、十字キー右でターゲットを切り替えていく形。
各ドナムと有効なターゲットは、下記の通り。

ドナムターゲット
貪欲
不可/アン
苦難
不可/ドゥ
赤子
不可/トワ
叡智
不可/シス
快楽
不可/セットゥ
無垢
不可/ユイットゥ
勇気
不可/ヌフ

不可/キャトル

不可/サイン

基本的には対不可ドナムで弱らせてから攻撃する形ですが、「不可思議浸食」が付いた武器は、不可の耐性を無視してダメージを与えられます。
弱体化ドナムを使わずとも、高いダメージを与える事が可能。
特に「エロ神式ノ技書・冥(雷技)」は、単体に対して非常に高いダメージを与えられますね。

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また「祝福タンバリン(呪鐘)」も、範囲攻撃で全てのターゲットに、地道にダメージを与える事が可能。
刀剣である「壮麗なるラビアンローズ」も、アムアルキュミアのスキルがあれば、確率で範囲攻撃できます。
不可は部位ごとにHPが異なるらしく、HPが少ない部位は範囲攻撃でいつの間にか死んでいる事も多め。

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これらの特攻武器を手に入れていると、不可との戦いも楽になりそうです。
入手方法は、やはり前回の記事を参照ください。

弱体化の影響なのか、不可は攻撃してくる頻度が少なめ。
撃破時に即死攻撃を繰り出して来るので、それに注意するくらいですね。
範囲攻撃なら全ての部位に攻撃できる為、範囲攻撃の使い手が多いと楽になります。
弱体化後なら、範囲系の魔撃ドナムも非常に有効。

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不可は専用ドナムを使ったギミック中心の戦いになる為か、単純な強さだけならツェツィーリアの方が上。
しっかりと準備が整っているなら、ツェツィーリア戦よりも楽だと思います。

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エンディング

戦闘に勝利するとイベント。
ナチルに向かって何かが飛んでくるのですが、ツェツィーリアがナチルを庇います。
飛んできたのは、封じられた不可だった模様。
ツェツィーリアの手には、形容しがたき「うごめく赤い渦」が握られていたとの事。

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それは脈動していて、ユリィカは不可の赤ちゃんみたいだと感じていました。
前作に登場した、オオガラスの卵みたいな物なのかもしれませんね。

それをどうするのかと問われたツェツィーリアは、自分が飛ぶと答えます。
「世界の外に捨てるだけ」と話していました。

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その言葉が何を意味するかは、ユリィカやナチルにもわかった模様。
死なないまでも、このアルムーンへ戻ってくる事はできないのでしょう。
ナチルはツェツィーリアの身を案じ、せめて怪我の治療だけでも・・・と訴えていました。

しかしツェツィーリアは、そんな時間は無いと答えます。
そして二度と会うことはないだろうが、「最期に私を生き返らせてくれた事に・・・」と、ナチルへ礼を言っていました。
ツェツィーリアが忘れていた思いを、蘇らせてくれた事を指しているのでしょうね。
そしてナチルの前から去っていきました。

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するとペリコも、ツェツィーリアと一緒に行くと話します。
ペリコは自分が行かないといけないと感じた模様。
マルタは自分の事は自分で決めろと言っていたので、その直感に従う事にしたようです。

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それからペリコは二人に別れを告げ、「ナチがバアちゃんになったら、バアちゃんにペリコのこと伝えてくれ」と頼んでいました。
そして笑顔を浮かべると、振り返らずにツェツィーリアの元へと駆け出していきます。
訳が分からずペリコの名を叫ぶナチルと、ペリコの選択を応援し、涙を浮かべながらも黙って見送るユリィカという構図。

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ツェツィーリアの元へ辿り着いたペリコでしたが、そこは既に空間が断絶しており、元の場所へ戻る事は出来ないようです。
そんなペリコを放ってはおけないらしく、ツェツィーリアはその手を握っていました。

それからツェツィーリアは、ペリコへ名を訊ねます。
ここでペリコは、自己紹介していました。

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それからツェツィーリアは、ペリコが持つ指輪に興味を示します。
ペリコはナチルから貰った、自分の宝物だと答えていました。
「これが欲しいのか?」とペリコが訊ねると、ペリコが持っていてくれる方が自分も嬉しいとツェツィーリアは話します。

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ペリコ指輪は、ガレリア宮の周辺で取れる特殊な赤い石が嵌められているようですからね。
その指輪に感心を持つ辺り、ただの石では無さそうです。
前作でも赤い石が重要な場面で出てきましたし、何か関係があるのかも。

打ち解けた様子の二人でしたが、ツェツィーリアは手を握っていて欲しいとペリコに頼みます。
ツェツィーリアも怖いんだという話。
ペリコは得意げな様子でツェツィーリアの手を握りしめ、そしてツェツィーリアへと名前を訊ねていました。

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ここで画面が切り替わり、ツェツィーリアの独白となります。
「私はきっと、ここでペリコと出会う、この時の為に、旅をしてきたのだろう」という事。
そして「私はツェツィーリア、君の・・・」と話します。

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ペリコの正体は、かつてツェツィーリアが子供を生き返らせようとした時の産物だと思われるので、ここでは「母親」だと答えようとしたのでしょう。
今作のテーマのひとつが、「母親の愛」のようですし。
ペリコはその事を知らないものの、本能的にツェツィーリアの事を母親だと感じたのかも。
もしくは本当に、子供の魂が宿った存在なのかもしれませんね。

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それから、黄金の卵を産む鶏の逸話が流れます。
ゲーム冒頭で流れたものと同じですが、今回はナチルの声で朗読されますね。
この逸話は、ナチルの独白だったと。

毎日、黄金の卵を産む鶏がいましたが、飼い主の女は腹の中に黄金が詰まっていると思い、その腹を切り裂きます。
しかし腹の中には黄金は無く、鶏は死んで卵を産まなくなったという寓話。

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女の愚かさを語った寓話であるものの、自分には理解できないというナチルの独白。
より多くの幸せを望む事は、罪であるのだろうかと。

そして何より自分は、鶏の腹を裂かずにいられるだろうかという事。
「引き裂けば、愚昧な者と非難されるのだろうか?」と。
「もし、そうだとしたら、私は・・・」と口にしたところで、独白は終了。

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その後は場面が切り替わり、ユリィカとナチルの姿が映し出されました。
空間は断裂し、そこには二人だけしかいなくなったようです。
コウレイトウとも離れ離れになったらしく、ナチルはペンデュラムを使ってコウレイトウの気配を探るよう、ユリィカに命じます。

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しかしユリィカにも、コウレイトウの気配は感じ取れなかった模様。
二人はこの空間に取り残され、どうにもならない状況であると、ナチルは把握したようです。
そんなナチルを見て、ユリィカも現状を把握。

ただユリィカはこのような状況でも、「ナチと一緒なら」と笑っていました。
ここならずっと歳を取らず、ずっとお喋りできると。
ナチルはユリィカとずっとなんて嫌だと答えるのですが、自分はナチルと話していると楽しいと、ユリィカは話します。

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そんなユリィカの姿を見て、ナチルは奇品の効果が無くなっている事に気が付きます。
もう奇品の力も及ばないくらい、向こうの世界とは乖離しているという事。

しかしナチルは、そっちの方がずっといいと話していました。
自分は今のユリィカの方が好きだと。
その言葉にユリィカも喜んでいました。

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それからナチルは、遠くに見えるガレリア宮のエントランスを見るようにと、ユリィカに促します。
そしてユリィカが背中を向けると、後ろから押し出していました。
ユリィカはその勢いのまま、ナチルから離れて行っている模様。

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ナチルはユリィカに向かって、この世界はユリィカが居た世界だと話しかけます。
ツェツィーリアが本来願った、永遠に続く世界でもあると。
ベストではないかもしれないけど、それでも幸せな時間が永遠に続く、リフレインのような夢の世界、鶏が金の卵を産み続ける世界だと。

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「でも、きっとこれも悪くはないんだと思う」とナチルは続けます。
できるならすべて忘れて、ユリィカには幸せに暮らして欲しいと頼んでいました。

そしてユリィカの姿が光に飲まれて消えると、ナチルは別れを告げます。
「いままで意地悪して、ごめんな」とも、謝っていました。
コウレイトウにも、ありがとうと伝えてくれという事。

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それからナチルは、「もし、そうだとしたら、私は何もかも忘れるだろう」と口にします。
「金の卵を産んでいたことも、鶏の存在も、自分自身の名前すらも・・・」と。

これは先ほどの金の卵を産む鶏の話に、繋がる言葉ですね。
もしもより多くの幸せを求めて鶏の腹を切り裂き、それを愚かな行為だと非難されたとしたら・・・という独白の続き。

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ただ同時に、ナチルのこれからを暗示する言葉でもあるように感じます。
自分にとって最良の結末を追い求めた結果、ナチル自身は全ての事を忘れてしまうのでは無いかと・・・。
ユリィカが幸せに生きられる世界を産み出した代償として、ナチルが犠牲になってしまったのではないかと。

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ナチルの語りが終わると、スタッフロールとなります。
そして元の世界に戻ってきたと思われるユリィカの姿が映って終了。

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エピローグ

スタッフロールが終わると、ユリィカが映し出されます。
ガレリア宮の前で、意識を取り戻した様子。
ユリィカは涙を浮かべていたのですが、自分がなぜ泣いていたのかわからないようです。

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そんなユリィカの前に、パッチとハンスが現れました。
ユリィカは雪を見て一瞬ナチルとの記憶が蘇るのですが、はっきりとは思い出せない様子。
何か大事なことを忘れている気がすると感じていました。

ユリィカが物思いにふけっていると、パッチとハンスは、こんな所にいると風邪を引くと話しますね。
家に帰れば暖房があるので、ユリィカも一緒に帰ろうと誘います。
そして3人はガレリア宮の前から去っていくという形で、本編は終了。

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この時ユリィカの名前は「金髪の少女」、パッチは「元気そうな少年」、ハンスは「大男」と表示され、お互いの事を知らない様子でしたからね。
ユリィカが戻って来たのは、ゲーム序盤のアルムーンとも違う世界なのかもしれません。

ここは模造世界を核に再誕した、新たなアルムーンなのかもしれませんね。
そこでユリィカ達はこれまでの事を全て忘れて、生きていく事になるのかと。

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クリア後

本編が終わると、クリアデータをセーブできます。
これをロードする事で、クリア後の物語が開始される・・・と思っていたのですが、不可との戦い直前からのスタートとなりました。
ウル宮の最深部へ向かうと、不可との戦いとなります。

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クリアした事でベックリン関係のイベントが進行するのかと思ったのですが、特に変化なし。
恐らくは前作同様、特定の条件を満たしてからラスボスを倒す事で、クリア後の物語へと突入できるのだと思われます。

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現状やり逃しが考えられるのは、依頼メモ。
そしてトロフィーを見る限りでは、奇品を1個取り逃しているという状態。

ラスボス戦前のイベントを見る感じだと、奇品が影響してくる可能性が高そうなので、取り逃している奇品を探して回りました。
トロフィーが手に入る奇品はアルムーン産だけなので、アルムーン側のダンジョンをくまなく探索。
これまでも壁の裏を見逃している率が高いので、壊せる壁を徹底的に壊して回りました。

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その結果、「アプス 第6階層」の(X:21、Y:08)で、見逃していた奇品箱を発見。
中から「ヴェルネットの万年時計」を手に入れた所、トロフィー「蒐集完成」も獲得しました。
ガレリアの地下迷宮に眠る、全ての奇品を手に入れたというトロフィー。

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言葉で書くと簡単ですが、この見逃しを発見するまでに、結構な時間を費やしましたね・・・。
日を跨いで、翌日再探索していましたし。

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エンディング2

そして全ての奇品を手に入れてから、再び不可を討伐。
エンディングを迎えてみました。

この場合、ツェツィーリアがナチルにお礼を言った直後に、変化がありますね。
ツェツィーリアはユリィカに視線を向けると、「キミにはこれを」と話します。
ツェツィーリアが呪文を唱えると、35個の奇品が一つとなり、何かが産み出されました。
ユリィカは、その謎の結晶体を受け取るという展開。

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ツェツィーリアは、無くさずに持っておくと良いと話していました。
記憶をなくした時の自分が望んだことではあるが、これはもう一つの選択肢と思ってくれと。
実際に記憶を取り戻した今でも、世界の存続という観点で言えば、これしかないと思っているとツェツィーリアは話します。

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ツェツィーリアには堅物な古き友がいるので、彼に会えば、きっとユリィカを導いてくれるだろうという事ですね。
ユリィカにウールーとしての、巫女としての力があれば、自分とは違った結果が望めるかもしれないと話していました。

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ここからは、先ほど見たエンディングと内容は同じ。
ナチルはユリィカを元の世界へ向かって送り出し、記憶を失ったユリィカが、パッチ達に出会って終了となります。
ただアイテムとして「不確定未来の結晶体」を入手する点が異なりました。

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このエンディングを迎えた場合、トロフィー「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」を獲得。
ガレリアの地下迷宮を完全攻略したというもの。
またタイトル画面とタイトルコールも変化していました。

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ゲーム開始直後のタイトル画面は真っ暗で、マルタの声でタイトルコール。
ナチル編が始まると雲間から光が差し込み、ナチルの声でタイトルコール。
そして今回のエンディングは雲が晴れてパラパラと雪が降り、ユリィカの声でタイトルコールとなります。

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過去のタイトル画面

クリアデータをロードすると、「もう少しだけ、失せもの探しを続けますか?」という選択肢が現れました。
ここで「いいえ」を選ぶと、不可と戦う直前から再開できます。

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はい」を選んだ場合、ガレリア宮の「赤のトリブーナ」へ戻ってきました。
一番最初の拠点ですね。
次の目的は「魔女様が残してくれた永遠に続くこの世界で生きて行こう」となっていました。

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ここからがクリア後の物語となるようです。
ただ、ダンジョンの「ガレリア宮」、「ウル宮」には行けなくなっていました。
こちらは今までのダンジョンのように、魔女嘆願で再び行けるようになりそうですね。

そしてナルテックスの最下層にいるベックリンの元を訊ねると、新たなダンジョン「グラン・コリドール」が開放されました。
ベックリンの背後にあったワードローブを調べると、解放される形。

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ベックリンの本体は、このグラン・コリドールにいるようです。
そこに「不確定未来の結晶体」を届けてくれれば、君たちの願いを叶えてあげようという事。
ただ迷宮内はベックリンの実験場となっており、魔獣もいるので、心して来るようにとの事でした。

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という感じで、ついに本編をクリア。
クリア後のダンジョンも解放されました。
ここまでホント長かったですね・・・。

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セーブデータを見ると、ユリィカ編をクリアした時のプレイ時間は78時間。
ラストのツェツィーリアの元まで辿り着いた時は、193時間。
それから育成に励み、本編をクリアできたのが215時間となっていました・・・。

今作は2~3部構成とも言うべきシナリオになっていましたが、ナチル編の存在は隠されていましたからね。
そのナチル編こそが本編であり、物語の主役もナチルでしたから、色々な意味で予想を裏切られました。

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最終的にはユリィカ編のエンディング後に合流するだろうとは予想していたのですが、そこに至るまでの展開も波乱続きで、なかなか先が読めないシナリオでした。
正しくは終着点は読めているものの、そこに至るまでの道筋が読めないという感じ。
なまじユリィカ編の存在を知っているだけに、「いつ合流するのだろう」、「まだ続きがあるのか」という感想の繰り返しでしたね。

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最終的にはナチルが断絶された空間に一人取り残され、ユリィカは記憶を失い、平和な世界で生きていくという展開。
説明文を読む限りでは、この世界は永遠に続く、平和な世界。
それを作る為に、ナチルが犠牲になってしまったようです。

しかしクリア後の物語で救いがあると信じて、ベックリンの元を訪れようと思います。
前作や百騎兵の例を見ると、完全なハッピーエンドではなく、何かしらの代償がある終わりを迎えそうな感じがしますが・・・。

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