ペルソナ5本編は東京が舞台となっていましたが、本作では東京から出て、日本の各地を旅する事になります。
今回のプレイでは、その導入部が語られました。
真・女神転生シリーズから派生したペルソナシリーズですが、元となったメガテンシリーズも、ひとつの土地を舞台にした作品ばかりでしたからね。
今作のように各地を旅する展開は、シリーズとしても珍しいかもしれません。
この辺りは新鮮味があって、ちょっと面白かったです。

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7月30日

この日はテレビ番組で、アリスが自分の罪を告白していました。
先日起きたMCの騒ぎは、自分のせいだと。
MCが婚約したばかりだと聞いて、その関係を壊してやろうと思ったと告白します。
他にも幸せそうな女性を見ると妬ましく思い、色々な男性を惑わせて破局させたと言う事。

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マネージャー達はそんなアリスを止めようとしたものの、腹を立てたアリスは、泣いて謝るまで暴行を繰り返したとも話します。
マネージャーが交代したのは、アリスが前のマネージャーを潰したからだと。
そしてアリスは被害に会った人達に、懸命に謝っていました。

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怪盗団も、その番組を見ていた模様。
杏は複雑そうな面持ちでしたが、他のメンバーはアリスが改心した事に安堵していました。
パレスとは色々と状況が異なったものの、何とか上手く行ったと。
ネガイを奪われていた人たちも、元に戻ったのが確認されたようです。

ただ、これほどのスキャンダルになると、アリスの復帰は難しいだろうと言う事。
結局、報いを受けるのは自分だったと。
しかしアリスが元の気持ちを取り戻したなら大丈夫だと、杏は信じているようです。
とは言え、これだけの大騒ぎになると本人に話を聞く事は難しいだろうと、皆は頭を抱えていました。

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そんな所に、善吉が現れました。
善吉は、取り引きの返事を聞きに来たと言う事。
怪盗団の話も盗み聞きしていたらしく、取り引きに応じるならアリスに話を聞いてきても良いと、新たに条件も付け加えます。

怪盗団はアリスが自白した事で事件は終わったと答えるのですが、善吉はそうじゃないと言いますね。
この改心事件は、全国各地で起きていると。
全てアリスの仕業なんて事はあり得ないので、怪盗団への疑いは晴れていないと言う事。

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むしろアリス騒動の際の予告状で、世間は熱を帯びて来たと善吉は話します。
警察でも、全国の改心事件は怪盗団の仕業だろうと盛り上がっていると言う話でした。
怪盗団の立場は、相当悪くなっている模様。

善吉は今すぐにでも主人公を逮捕する事も出来るものの、そうしないのは別に真犯人がいると踏んでいるからだと話します。
そいつを捕まえる為に手を貸して欲しいと頼んでいました。

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去年怪盗団が起こした事件と今回の事件とでは、犯行思想も動機も違いすぎるから・・・というのが、善吉の根拠。
これは2つの別種の事件だと、善吉は考えているようです。

それから怪盗団の面々は、善吉抜きで話し合っていました。
双葉がネットで調べた所、善吉が話した事に該当する騒ぎは、いくつか転がっているようです。
大きなニュースにもならず、世間も相手にしていなかったようですが、善吉の話は事実。
それらを全て怪盗団のせいにされたら、濡れ衣を晴らす事はできない模様。

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またモルガナは、本当にアリスのような改心事件なら、ジェイルが絡んでいるのは間違いないと考えます。
善吉と取り引きするにしても、どうやって説明するのか・・・という話。
怪盗団のやってる事を理解させるには、異世界の事も教えなければならないので。
正直に話しても、信じて貰えるとは限らないと言う事。

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しかし、主人公が逮捕されない為には、もはや善吉と取り引きするしかない状態。
そこで怪盗団の話を信じさせる為、善吉をジェイルへ連れて行くと言う事で話がまとまります。

そして怪盗団は、店の前で待機していた善吉を呼び寄せ、ジェイルへと向かいます。
渋谷までの道中でジェイルの事は話したようですが、予想通り善吉は信じてくれませんでした。

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その後、実際に異世界を目にする善吉ですが、衝撃的すぎて理解が追い付いていない模様。
異世界だけでも驚きなのに、異世界版のモルガナの姿なども目にしていましたし。
怪盗服姿の怪盗団にも驚いていましたが、コスプレ姿のような怪盗団に比べたら、人の言葉を話すモルガナの存在の方が衝撃が大きかった様子。
善吉があまりにも錯乱していた為、怪盗団は現実へ戻る事にします。

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現実に戻って来ても、善吉は状況を理解できていない様子でした。
しかし、それからしばらくの時間が過ぎると、善吉は落ち着きを取り戻した模様。
理解できない事は多いものの、受け入れる努力はすると話していました。

真ですが、取引するからには共犯関係。
互いに信頼を裏切らない事がルールだと、善吉に付きつけます。
善吉はその提案を受け入れ、信頼には応えると話します。

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これで善吉との取引は成立。
怪盗団は全国の改心事件解決に協力し、善吉は怪盗団を守る事になります。
怪盗団が善吉に協力する限り、警察には手を出させないと言う事。

それから善吉は、さっそく事件の話を始めます。
今現在、改心絡みの事件が起きている都市として、公安は札幌をマークしているようです。
怪盗団には8月8日までに、札幌中央市に来て欲しいと言う事。
改心の力を使っているらしい容疑者が、その日まで海外出張で不在という理由。

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ただ善吉のアドバイスによると、公共交通の類は利用しない方が良いようです。
アリスの一件で怪盗団が動いている事は、他の王にも伝わっただろうと言う話。
どこの誰が洗脳されているか分からず、仮に飛行機のパイロットが操られてしまうと、怪盗団や巻き込まれた一般人の身が危険と言う理由のようですね。
とりあえず車にしておくのが、一番安全だろうと言う事でした。

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またアリスの事情聴取は、善吉が引き受けてくれました。
後で怪盗団にも、情報を共有すると言う事。
それを伝えると、善吉は怪盗団と別れます。

その夜、怪盗団の面々は、これからの事について話していました。
事件は気がかりではあるものの、全国を旅すると言う事で、ちょっとした旅行気分も味わっている模様。

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しかしモルガナは、旅の前にいくつか話しておきたい事があると言います。
そのひとつがEMMA。
表面上は普通のアプリですが、人々のシャドウをジェイルに入れる機能が隠されていた為。

ただ双葉が言うには、アプリ自体は普通だと言う事ですね。
嫌なら消す事も出来れば、キーワードやトモダチ登録もありふれた普通の機能だと。
EMMAは全国的にも普及しているので、それでジェイルに入れるなら、日本中が滅茶苦茶になっているはずだと言う事。

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EMMAを運営しているのは、「マディス」という日本の会社。
世界的なIT企業のようです。

怪盗団のメンバーもお互いにEMMAでフレンド登録していますが、特に何も起きず。
その事から双葉は、アリスのEMMAだけが特別だった可能性があると話します。
確証があるわけでは無く、あくまで可能性の話。
アリスのスマホを調べられれば何か分かるかもしれないので、善吉に押収できないか頼む事になりました。

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もう一つの疑問は、ジェイル。
パレスは核となるオタカラを奪えば崩壊しましたが、渋谷のジェイルは今も残っている模様。
またパレスは主の認知が具現化した世界ですが、ジェイルはさらに人間からネガイを奪う場所になっていたと言う事。
その影響で現実の人間にまで被害が及んでいた為、パレスよりも質が悪いと言う話。

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そのような危険なものが全国各地にあるかもしれないと、杏は危機感を抱いていました。
善吉との取引だけでなく、苦しめられている人たちを助ける為にも、ジェイルを何とかしたいと考えている模様。
杏の言葉で他の仲間達も怪盗団の本分を思い出し、事件を解決する事を決意したようです。

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問題のジェイルですが、ソフィアが匂いでわかると言う事。
ジェイルの範囲に入れば、ソフィアにはそれが感じられるようです。
ソフィアはAIですし、EMMAにもAIが使われていると言う事なので、両者には何か関係がありそうですね。

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そして怪盗団は、世直しの旅に出る事を決めます。
車を使って札幌へ向かいつつ、ソフィアの感覚を頼りに各地のジェイルを探すと言う計画。
車に関しては、惣治郎の知り合いがキャンピングカーを持て余していると話していたのを双葉が覚えていた為、それを貸して貰う事になります。

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7月31日

翌日は善吉を交え、計画の事を話していました。
善吉は、アリスのスマホも手に入れていた模様。
さっそく双葉が、アリスのスマホの解析を始めます。

善吉はアリスに聴取したようですが、アリスはEMMAでトモダチ登録すると、相手が言いなりになったと話していたようです。
理由は不明ながら、どんな奴でも言いなりになるのが快感で、やめられなくなったと言う事。
それ以外には謝るばかりで、嘘を言っている様子は無かったようです。
アリス本人は、ジェイルやネガイの事は知らない模様。

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アリスのスマホをチェックしていた双葉は、特に変わった所は見つからないと話していました。
スマホも普通の市販品で、特に細工も無いようです。

ただ、誰かがアリスのスマホの動きを、外から観察していた痕跡が見つかった模様。
アリスの事件には監視者となる人物も関わっていたと、怪盗団は推測していました。
今はこれ以上の事は分からないので、後の事は情報を集めてから判断する事になります。

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その後、惣治郎がキャンピングカーを借りてきてくれました。
割と大型の車で、車内にはベッドが4つ設置されている模様。
ただ男性陣は全員、屋根の上で寝ると言う事。
これで旅の準備は整い、出発するだけとなりました。

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出発の直前になると、竜司から連絡が入ります。
ルブランの前にいるので、出発前に話しかけて欲しいと言う事。

ここから自由行動となりますが、四軒茶屋には他の仲間達も集まっていますね。
この時に杏に話しかけると、アクセサリー「旅のお供ゲームセット」が貰えました。
耐+2という効果。
恐らくですが、入手先はここだけでは無いかと思われます。

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竜司に話しかけると、出発前に思い出のラーメンを食べに行く事になりました。
ペルソナ5本編で、主人公と竜司がよく利用していたラーメン屋ですね。
話を聞いていた杏も付いてきて、3人でラーメンを食べると言う展開。
この3人+モルガナが怪盗団結成時のメンバーとなるので、竜司は懐かしさを覚えていました。

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その際、ソフィアがラーメンに興味を抱きます。
竜司が他にも超大盛りラーメンがあると話して聞かせると、ソフィアはそれを見て見たいと興味津々。
杏もソフィアに味方して竜司を煽るので、竜司は意を決して超大盛りラーメンを注文します。
ただ自分だけが犠牲になるのは我慢できなかったのか、超大盛りラーメンを3人分注文して、主人公と杏も巻き込んでいました。

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3人は既にラーメンを1杯食べた後だったので、限界を超えつつも超大盛りラーメンを完食。
出発前にも関わらず、既に燃え尽きていました。
ただソフィアは目的の超大盛りラーメンを見られて、感激していた様子。

現時点で起きるイベントは、これで全て。
後はルブラン前にいる惣治郎へ話しかけると、いよいよ出発となります。
イベント前から惣治郎は待機しているので、もしかすると竜司を無視して出発できるのかもしれません。
ただ、イベントを行っておくとBAND経験値が手に入るのでお得。

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惣治郎に話しかけると、「豚肉」、「たまねぎ」、「お米」が貰えます。
皆にカレーでも振舞ってあげろ、という事ですね。
本作は食材があれば、料理を作れる模様。

そして準備が整った怪盗団は、惣治郎に見送られながら出発します。
キャンピングカーは、車の免許を持っている真が運転する模様。
このサイズの車を運転するのは初めてらしく、真も緊張している様子でした。

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その頃、善吉は、上司の鏑木監査官と会話していました。
この時の会話で、善吉は潜入捜査官として怪盗団と接触した事が判明。
善吉は鏑木に恩義があるらしく、鏑木の為に事件を解決しようとしているようです。

鏑木は怪盗団を逮捕しようと考えているようですし、善吉が持ち掛けた取引内容は、信用を得る為の嘘だった模様。
普段は飄々と振舞う善吉ですが、目的達成の為なら嘘や裏切りも躊躇わない人物のようです。
さすがに異世界の事は打ち明けられないと、善吉も頭を抱えていましたが。

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東京を出発した怪盗団は北上を続け、栃木近辺を訪れます。
怪盗団の面々は、すっかり旅行気分ですね。
栃木の観光名所や名物料理について、和気藹々と話していました。
札幌の王と思われる人物は8月8日まで帰国しない為、それまでは各地のジェイルを探しながら、のんびりと旅を続けようと言う話になります。

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その後、運転を続けている真を休ませる為、誰か交代しようと言う話になりました。
春も免許を取ったらしく、運転はできるようです。
しかし春は免許を取ったばかりなので、真が気遣って運転させていない模様。
3年生になったメンバーもまだ免許を取っておらず、結局は真が休み休み運転していく事になります。

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そしてソフィアが見つけた河原に立ち寄り、怪盗団は休憩を取る事にしました。
ここで料理の機能が開放。
アジトで料理が作れるようになりました。
料理のレシピは、各地のショップやイベントで手に入ると言う事。

最初から覚えているレシピは、「ルブランのコーヒー」と「ルブランのカレー」の2種類。
コーヒーは、味方1体のSPを30回復。
カレーは、味方全体のSPを20回復すると言う効果。
今回は惣治郎から貰った食材で、カレーを作る事になります。

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その後、主人公が作ったカレーを昼食として、皆で食べていました。
食事が終わったらしばらく休憩し、それから出発する事になります。
このイベントでも、BAND経験値が獲得できました。

そして時刻は夜。
怪盗団は栃木を抜け、宮城までやってきた模様。
仙台市の近くまで来たと言う事で、皆は仙台名物について話していました。

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そんな時、ソフィアがジェイルの匂いを感じ取ります。
この街にジェイルがありそうだと言う話。
そこで怪盗団は仙台に向かい、ジェイルを捜索する事にします。

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という感じで、怪盗団は仙台に到着しました。
ペルソナシリーズは初代から全てプレイしていますが、過去作は舞台となった街が物語の中心地となりましたからね。
本作のように他の土地へ向かうのは、ちょっと新鮮な感じがします。

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本作ですが、ペルソナ5本編とは違い、夏休み中の冒険。
また3Dのアクションゲームとなった事で、ボリュームとしてはそれほど多くは無いと思えますからね。
公式サイトでは渋谷と仙台、札幌を含む5つの都市の名前が出ているので、これらの都市にジェイルがあるのでしょう。

その5都市をクリアするとラストダンジョンが現れ、クリアとなるのではないかと予想。
全6ステージと考えると、アクションゲームとしては適度のボリュームでしょうし。

ただ本作の旅感は結構楽しいので、寄り道でもいいので他の都市に立ち寄る展開があると嬉しいですね。
まぁ都市のモデルを作るのも大変でしょうし、今回の昼食くらいの演出が限界だろうとは思いますが。

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